見出し画像

速聴から学ぶ「行動の負荷のかけ方」

kdyです。

以前も書きましたが、最近移動中はもっぱらAudibleを聴いています。

便利な機能として、Audibleは音読のスピードコントロールが可能で、最大3.5倍速まで選ぶ事が出来ます。

3.5倍速なんて聞き取れるのか?

やった事がない人からはこんな意見も出ると思いますが、

これが意外で、慣れれば案外聴き取る事が出来ます。


もちろん初めから3.5倍速で聴こうとしても上手くはいきません。


まずは、どの位の速度までなら聞き取れるか、自分の現在の最大値を知ります。

例えば1.8倍速位がギリギリ聴き取れる最大値だとしましょう。


そこから聴き取れるけど、少し苦しい位のスピードに下げ、

そのスピードで聴く事に慣れるところからスタートします。


スキマ時間に聴き続けていくと、その音声スピードに身体が順応し、

聴き取れる状態が当たり前となってきます。


そうなったら、計測した最大値の速度で聴いてみてください。


以前は最大値では聴き取りできなかった物が、

少し苦しい位のスピードで当たり前に聴けるようになった=速度に慣れた事によって

聴き取れるようになっていると思います。


そこまでいったらまた最大値を計測し、そこよりも少しスピードを下げて

速度に慣れる。

これを繰り返していくと、速聴は思いの外簡単にできるようになります。


もちろん小説やじっくり世界観を味わいたい物は速聴はしませんが、

本を読めない状況下でも

短時間で知識を拾いたい

繰り返し聴く事で知識を定着させたい

といった目的があるのであれば、速聴はおすすめです。


そして速聴の速度を上げていくポイントは

聴き取れるけど少し苦しい位を繰り返し、身体を慣らしていく事です。


少し話が逸れますが、

脳の中には「今のあなたの状態」を維持しようとする機能が備わっており、

それが大きな変化であればあるほど、脳は変化を拒むために様々な抵抗をします。


何か大きく行動や習慣を変えようとした時に、

何故かやる気が出なくなったりして

行動や習慣形成を諦めた経験がある人もいるかもしれませんが、

それは脳の機能が原因で起こっていたからなんです。


逆に小さな変化から身体を慣らしていく事で、脳の検閲を通り抜ける事ができます。


何かを習得する際は、最初から難しい事をやるよりも

少し苦しい位の負荷が掛かる状態から慣れていく事を意識して取り組んでみて下さい。

負荷に慣れ、負荷を更新していく事が、様々な事の習得や上達のキーポイントです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

kdy


いいなと思ったら応援しよう!