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中小企業社長のための羅針盤!成功への経営術

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迷える中小企業社長へ、羅針盤を授け、成功への航海を支援 このブログは、売上アップ、利益向上、人材育成、組織作りなど、経営のあらゆる場面で役立つ情報を提供します。 豊富な経験を持つ…
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2024年6月の記事一覧

経営者保証制度の改正について

こんにちは、経営者の皆さん!今日は、2022年11月1日に金融庁から発表された「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」の一部改正について、経営者と税理士の会話形式でご紹介します。この改正は「経営者保証」に関する部分で画期的な内容を含んでおり、2023年4月からは経営者保証が不要となる企業が増える可能性があります。 経営者:田中社長 税理士:鈴木先生 田中社長:「鈴木先生、最近、金融庁から出た新しい監督指針の改正について聞いたんですが、何か私たちに影響がありそうです

残業手当の問題点:把握しておくべきポイント

こんにちは、皆さん!今回は、企業で働く上で知っておくべき「残業手当」の問題点についてお話しします。特に、令和6年4月から強化された時間外労働の上限規制に関連するポイントに焦点を当てます。 残業手当の基本 残業手当は、会社が定めた所定労働時間を超えて働いた場合に支給される賃金です。法定労働時間(1日8時間、1週40時間)を超える時間外労働には、割増賃金が支払われる必要があります。深夜や休日の労働にも別途割増賃金が発生します。 残業手当の計算方法 月給制の場合、月給額を1

中小企業でも株主総会・取締役会を開く必要性について

はじめに 中小企業では、株主や取締役が少ないため、株主総会や取締役会の開催が形式的に感じられることがあります。しかし、これらの会議は会社法に基づいて必須であり、企業運営において重要な役割を果たします。この記事では、中小企業でも株主総会や取締役会を開く必要性について解説します。 株主総会の重要性 株主総会は、会社の最高意思決定機関として、会社の重要な事項を決定する場です。特に、中小企業においても以下のような理由から株主総会の開催が必要です。 法的義務の遵守: 会社法に基

役員報酬の過大計上について

こんにちは、皆さん!今日は「役員報酬の過大計上」についてお話しします。このテーマは税務面で非常に重要であり、適切な報酬設定をするためには理解が不可欠です。 過大計上の判断基準 1. 市場の相場との比較 役員報酬が同じ業界や同等の職務を担う他の会社と比べて明らかに高い場合、過大計上とみなされることがあります。特に、中小企業では市場相場に大きく逸脱する報酬設定が見受けられます。 2. 職務内容との不一致 役員の実際の職務内容や責任の程度に見合わない高額な報酬は、税務署

下手な節税が企業資金に与える悪影響

企業が倒産する大きな原因の一つは資金不足です。資金が不足すると、従業員の給料が払えなくなり、従業員が離れていきます。また、仕入先への支払いも滞り、業務が停止してしまいます。このように、資金の確保は企業の存続において非常に重要です。 資金を増やす方法 企業が資金を増やす方法は大きく分けて二つしかありません。借入をするか、自ら稼ぐかです。もちろん、社長が自腹を切るという方法もありますが、これは長期的に見て持続可能な手段ではありません。 稼いで資金を残す 企業が稼いで資金を

TKC会計システムの魅力:信頼性と透明性を支えるFXシリーズ

簿記の基本原則の一つとして、誤った仕訳を消しゴムで消すのではなく「見え消し」をするというものがあります。これは、取引の記録を完全かつ正確に残すための重要な方法です。例えば、税理士試験ではボールペンでの解答が求められます。これは、取引の記録を消去することなく、そのまま残して訂正を加えることが信頼性の担保に繋がるからです。 TKCの会計システムFXシリーズは、この「見え消し」の原則をシステム化しています。取引の記録が誤りと判明した場合、反対仕訳を計上した上で正しい仕訳を追加する

売上計上基準について

皆さん、売上計上基準って耳にしたことはありますか?経理担当者やビジネスオーナーにとって、この基準はまさにビジネスの基本中の基本です。でも、「売上計上基準って何?」と首をかしげる方もいるかもしれませんね。今日はこの売上計上基準について、わかりやすく解説してみましょう! 売上計上基準とは? 売上計上基準とは、簡単に言えば「いつ売上を計上するか」のルールです。ビジネスでは商品やサービスを提供したタイミングで売上を記録しますが、そのタイミングが曖昧だと経理が大変!そこで、この基

経営アドバイス 残業代トラブルを未然に防ぐための戦略を考えよう!

こんにちは、経営者の皆さん!今日は、残業代をめぐるトラブルを未然に防ぐための具体的な対策をお届けします。最近、労働者の権利意識が高まる中で、残業代トラブルが多発しています。これが会社にとってどれだけのダメージを与えるか、考えたことはありますか? もしトラブルが発生すると、労基署に駆け込まれたり、最悪の場合、訴訟に発展することもあり得ます。その結果、金銭的な負担だけでなく、業務の遅延や従業員の士気低下など、さまざまなダメージが会社に降りかかることになります。 また、最近残業

経営アドバイス 銀行借入は交渉次第

企業が銀行からの評価を高めるためには、借入が大きなポイントとなります。たとえば、借入金がゼロで預金が1000万円の企業と、借入金が3000万円で預金が4000万円の企業とでは、実質的な資産状況は同じでも、銀行の評価は後者の企業に軍配が上がります。これは、現預金が多いことに加え、「どこかの銀行が融資をした」という事実が信用を生むためです。 銀行から「借りてください」と言われるためには、手元資金を十分に確保する必要があります。しかし、手元資金を十分確保するためには、銀行から「借

経営アドバイス お金は借りられるときに借りておこう!銀行融資の賢い利用法

こんにちは、経営者の皆さん。今日は「お金は借りられるときに借りておくことが重要である理由」について解説していきます。 銀行は晴れた日に傘を差し出すが… 「銀行は晴れた日に傘を差し出し、雨の日には傘を取り上げる」という言葉を聞いたことがありますか?これは、銀行が企業に対してお金を貸す際の一般的な姿勢を表した言葉です。つまり、企業が順調で問題がないときには銀行は喜んで融資を提供しますが、企業が困難な状況に直面したときには融資を渋るということです。 利益を出していても、借りた

現預金を減らすのは「赤字」だけ:利益があるときに借入を活用して手元資金を増やすことの重要性

こんにちは。今回は、現預金を減らす要素と、利益があるときに借入を活用する重要性についてお話しします。 現預金を減らすのは「赤字」だけ 企業の現預金を減らす主な要素は「赤字」です。コロナ禍を通じて、この事実はますます明らかになりました。新規出店や改装、新規機械の購入を検討する際に、銀行の融資判断を待っていては、良い物件を逃し、ニーズに応えられず機会損失を招くことになります。経営は迅速な決断が求められる「一位総取り」の世界です。 手元資金の重要性 手元資金が乏しい経営者

経営アドバイス 無借金経営の欠点と適切な借入金の重要性

無借金経営は、多くの企業が理想とする状態です。借入金がないことで、利息の支払いが不要であり、財務リスクが低いという利点があります。しかし、無借金経営にもいくつかの欠点が存在します。特に、中小企業においては、無借金経営が逆に企業の成長を制約する要因となることがあります。 無借金経営の欠点 資金調達の限界: 中小企業が自己資本だけで事業を拡大しようとすると、そのスピードは限られてしまいます。自己資本を増やす方法としては、出資を募るか利益を積み重ねるかの2つがありますが、出資を

経営アドバイス 無借金経営の罠:見えないリスクにご注意を!

こんにちは、経営に興味のある皆さん!今日は「無借金経営」について、ちょっとユニークな視点からお話ししたいと思います。「無借金経営」という言葉には、なんとも魅力的な響きがありますよね?しかし、その魅力の裏に潜むリスクについて、しっかり理解しておくことが重要です。 無借金経営のメリットは本当にメリット? 無借金経営には、一見して大きなメリットがたくさんあります。支払利息がないため、財務面での安定が図れますし、銀行の顔色をうかがうことなく経営判断ができるのは確かに魅力的です。し

経営アドバイス ビジネス成功のための2ステップ:損益分岐点から利益へ!

こんにちは、みなさん!今日はビジネスの利益を最大化するための2つのステップを、お届けします。早速、ビジネスの成功への道筋を見ていきましょう。 ステップ1:損益分岐点に早く到達する まず、最初のステップは「損益分岐点に早く到達すること」です。これは、収入と支出が同じになるポイント、つまりビジネスが赤字から黒字に転じる瞬間です。ここを目指して全速力で駆け抜けましょう! ステップ2:利益を生む売上をできるだけ多く稼ぐ 次に、損益分岐点を超えたら、「利益を生む売上をできるだけ