RRR【映画感想】胸アツの最高のエンタメ映画。ツッコミどころが多いのもまた良し♪
今更ですがRRR、再上映でやっと観れました。よかった〜。
レイトショーでしかも3時間。上映前にお酒も飲んでいたので、寝てしまったらどうしようという不安もどこへやら、あっという間の3時間。全然ダレなかった。
特にストーリーの流れが良く、キャスティングがいかにも!な俳優さん達でとてもわかりやすい。イギリスがブリカスと呼ばれるのがよくわかるぐらいのいさぎよい描きっぷりも良かった。
私は相貌失認があるんじゃないかと周りから言われるほど、人の顔が覚えられないのだけど、最初主役二人の見分けがつかがなくて、ちょっと苦労した。インド人を見慣れていないせいもあるかもしれない。
昔「炎のランナー」という映画で、最後まで誰が誰かよくわからず、何がなんだか、な苦い思いをしたことがあります。
私の相貌失認は置いといて。
大義を背負う男と正義を背負う男。何かを背負っている人は強い。守るものがあるのは強いです。
男同士の固い絆で結ばれた友情と信頼って美しいですね。尊いです。私が女性だから余計にそう思えるのか。テーマとしては大好きなジャンルだ。女同士のそれとはまた違う感じがする。
筋肉も素晴らしくて美しい。筋肉は裏切らない。厚い胸板、暑いのに濃いひげ、熱いダンス、厚い友情、すべてが暑苦しい。でも美しい。
そしてとにかく人が多い。6000人のエキストラだそうだ。調べたら両国国技館のキャパが6000人。CGじゃなくて生の人間が6000人。インドの底力を見せつけられる。
クライマックスの銃撃のシーンでは、「男たちの挽歌」(ジョン・ウー監督、チョウ・ユンファ主演の香港映画)を思い出した。
チョウ・ユンファのスローモーションの銃撃シーンと男同士の固い絆にしびれた記憶がよみがえる。
RRRは映画を観たあと誰かと話し込みたくなるそんな不思議な映画。長女と一緒にみたけど、しばらくはRRRの話題であれやこれやとしばらくはもりあがりそう。
金だけ、今だけ、自分だけ、な政治家や風潮がうずまくこの世の中。
大義や正義そして友情、さらに勧善懲悪なストーリーが、みんなが求めているものかも知れない。
あと、無性に筋トレしたくなった。筋肉は裏切らない。