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ナイト・ドクター 第1話雑記
<良かった点、これからに期待する点>・波瑠の透明感がすごすぎて。朝日に照らされたときの瞳、予告を見たときから思っていたけれど、「朝をさ、見せてあげたいんだよね」の台詞への説得力よ。美しいは正義だわ。
・朝陽、花火、満月。光の映像がきれいで。それだけでも見ていて気持ちが良くていいもの見させてもらってるなと思えた。
・波瑠だけじゃなく、すべての俳優が素晴らしかった。みんな役柄を生きていたし、違和感のあ
(世の中のすべての)りょーちんへ
りょーちんへ
あるいはりょーちんを見て心が疼いている君へ
りょーちん、元気ですか?
仕事は楽しいですか?ご飯はしっかり食べていますか?ちゃんと眠れていますか?
りょーちん、きみはとっても偉いです。
誰がなんと言おうと、偉い。よく頑張っているね。
りょーちんは、本当に優しい子だから、自分の辛さや苦しさを後回しにして、家族や友達に寄り添うことを優先するよね。
なかなかできることじゃない、とびきり優
拝啓 King & Princeの皆様
朧月夜の美しい季節となりました。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
皆様からの動画、そしてとても丁寧で優しい文章を拝見しました。
3月29日に、岩橋くんの3月31日付での脱退、事務所退所を発表したということは、この残された2日間ちょっとで、6人のKing & Princeへの想いを語るべきなのかなと思い至り、先のことを考えられぬまま、思うがままに指を動かしてこの文章をしたためております
今君に伝えたいこと #20
鍵盤から指を離しても、慧人はそこから目を離すことができなかった。彼女はどんな顔をしているのだろう。勢いで曲を作って聴かせたのはいいものの、終わった瞬間ものすごく大それたことをしてしまった気になる。これまでは、慧人が演奏しているところに蛍が来るだけだったからよかったのだ。彼女が勝手にここに来て、そして好きなときに帰る、それは完全に彼女の意志によるものだったから、慧人も何も気にすることなくピアノを弾
もっとみる今君に伝えたいこと #19
「僕は泉井さんのこと、よく知らない」
言いながら腰を下ろし、鍵盤の上に指を置く。慧人は鍵盤に話しかけるように、続ける。
「でも、泉井さんが僕のピアノを聴いてくれる時間は好きだ。それだけは確かだ。話したこともほとんどないのに、変だって思われるかもしれないけど。こんな風に、誰かの前でピアノを弾くことがまだできるんだってわかって、嬉しいんだ」
泉井さんはどう思っているのかは知らないけど。彼
今君に伝えたいこと #18
文化祭二日目の15時を少し過ぎた頃。慧人はF高文化祭のメインステージの客席にいた。ステージ上では、今まさにミスター&ミスF高の結果発表が行われており、男女5名ずつが横一列に並んでいる。その中の向かって右端、誰より不機嫌そうな顔をしているのが、蛍だった。星形のサングラスにカラフルなアフロのかつらをかぶり、「本日の司会者」というふざけたタスキを掛けた三年生の男子生徒が、マイクを通して声高に順位を発表
もっとみる今君に伝えたいこと #17
六月。高校生にとっての一大イベントである文化祭が近づいていた。慧人は、二日間の文化祭期間、学校に来るつもりはなかった。自由参加であり、何かの係があるわけでも、一緒にまわる友人との約束があるわけでもなかった。秋山が一緒にまわろうと声をかけてくれたが、彼と彼の友人に一日中気を遣わせるのも躊躇われた。音楽室は当日、有志のバンド披露コーナーの荷物置き場になるらしい。つまり二日間、この校内に慧人の居場所は
もっとみる今君に伝えたいこと #16
昔のことを思い出しながら『子犬のワルツ』を弾き終えた慧人は、指を休めることなく鍵盤を弾(はじ)き続ける。『ツバメのワルツ』は『子犬のワルツ』とほとんどテンポが同じだから、ワルツのリズムを引き続き鳴らしながら自然と弾き始めた。高いキーのトリルで始めるこの曲は、ともすると少し派手になってしまう。そうならないように、あくまで自然に店内に馴染むように心がけて、優しく円く鍵盤を押した。数あるオリジナル曲の
もっとみる親愛なる彼に愛をこめて(スター/aiko)
大好きな人を大好きになった記録を残しておきたくて、おぼろげな記憶をかき集めながら書いた備忘録。
そして、今の自分の気持ちを忘れないように刻んだ決意と、彼へのめーいっぱいの愛情。
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一目惚れ、というわけではなかった。
彼を初めて見かけたのは、おそらく2018年1月のこと。浅く広く知識を身に着けておきたいから朝のワイドショーや主要
今君に伝えたいこと #15
幸いにして、夏休み2日目からというキリの悪い転入生を、岡野小のみんなは暖かく迎えてくれた。新しい担任の先生が転入初日にチョークで書いたのは、「林慧人」じゃなくて「宗田慧人」という名前だった。なるほど。どうやら、両親は離婚したらしい。でも母には聞くまいと思った。もうあんな母の顔は見たくないから。
岡野小は、もともと住んでいたところの隣の県の小さな小学校だった。昨日まで通っていた、大きな駅が学区内