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朝の15分が育てた自己効力感:習慣の力と小さな一歩

毎朝のルーチンがあります。
日記を書く、数ページずつ3冊の本を読むといったものです。起きて15分くらいの時間です。

上司が実践している内容を取り入れました。
日記は、3年連用日記を使っています。まもなく3年分が終わりそうです。つまり3年つづけています。

3日坊主を3日坊主にしないことが継続の秘訣

日記は、3日坊主の代表格(?)だと思います。過去も何度かトライしましたが、つづきませんでした。でも、今回は3年つづいています。習慣になりました。振り返ると「あ、忘れてた」なんていうことも最初はありました。でも、そこからまた始めればよい。「つづかないなあ、自分はダメだなあ…」などと思ってないで、もう1回やるだけ。それが継続の秘訣だと学びました。

気がつけば、自己内省を促す大切な時間になっていた

毎日少しずつ読む本は、生き方や経営の本質を説いた本です。松下幸之助さんの「道をひらく」、ドラッカーの「Daily Drucker(原著)」を読んでいます。何度も繰り返し読もうと思います。そのレギュラー(?)本に加えて、時々入れ替えながらもう1冊読んでいます。いまは、中村天風さんの本です。

つづけていると、ふとした時に自分のアウトプットが変わっていることに気づきます。お客さまとの対話、仲間との対話、研修等での場面、noteでのアウトプット。読んだことが、ただ知識として入っているだけではなく、自分の言葉で紡ぎ出している実感があります。

毎朝のルーチンは、自己内省のための大切な15分になっているようです。

継続と挫折を重ねて自己効力感が育つ

そうした実感によって、毎朝の15分が大切な時間だと思えるようになりました。忙しさの中で、学べてないなあと感じるときも、「いや、毎日の15分ができているじゃないか」と思えます。そういう自信が生まれます。

加えて、できないことでも、つづければできるようになるという自己効力感も高まりました。Daily Druckerもしばらくまともに英語を読んでこなかったので、苦戦していました。ただ、気がつけば、受験勉強していた30年前のレベルに戻ったと思います(笑)。

この経験は、勉強だけでなく、マラソンのフォーム改善にも生きています。
フォームを変えるのは、習慣を変えるのと似ています。今までと違うやり方は、最初はできません。だから、しんどくなってくる。でも、つづければ変われることを知っていれば大丈夫。時にさぼってしまっても大丈夫。すぐにまたはじめればいい。私は、変わろうとしている途中なのだ、できない時間も変わるためのプロセスだ、そう思える自分に出会うことができました。

大切なのはモティベーションではなく「やってみよう」と思える勇気

経営者やリーダーと話をしていると、なかなか成長しない部下についての話題になることがあります。しかし、そもそも私たちは、そう簡単に変われるものではありません。人間は、誰しも弱いところがあります。

成長のための意欲やモティベーションの話題にもなりますが、そもそもいつもと違うことをやるからモティベーションが必要になるのです。必要なのは、モティベーションよりも、自分の不完全さを受け入れて、前に進む勇気です。

私の毎朝15分のルーティンは、困難なことも「やってみよう」と思える勇気を育ててくれています。

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