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奥が深過ぎて愚痴も言いたくもなるよ

20年以上前の話だけど蕎麦打ちを始めたんだ
職場のリクリエイション行事があって
その中の一つが蕎麦打ちだったんだけど
これが楽しくて自分でもやってみたくなってさ

そうなると道具が欲しくなってしまうんだよね
こね鉢も40cmで蕎麦包丁も高級品の本格派
約2年間続いたけど、どうしても味が良くない
その理由がそば粉自体にあったんだよね

生産者の技術と製粉所の製粉技術によって
大きな差が出ることがその原因らしい
一般的に手に入るそば粉では限界なんだよね

あまりにも奥が深そうで手に負えないやって
わかった時点で手を引くことにしたんだ
たまに蕎麦打ちの有段者さんが
手打ちのおいしい蕎麦を届けてくれるしさ



前回の浜松町のミニチュアのイベントで
以前あったざる蕎麦セットは無いのかと言われた

たまたま竹すだれがなくてセットが組めず
持って来れなかっただけのことなんだけどね
持ってくると売れず、持ってきてない時に
限ってこれなんだよ

蕎麦セットを組むためには
いくつも作らなければならないものがあるんだ
まず蕎麦そのもの、そばつゆ入れ、蕎麦湯差し
そば猪口、それと竹すだれやお盆も必要になる

中でも面倒なのが竹すだれだよ
竹すだれを作るのに編み機が必要なんだけど
昔からのすだれ編み機の小型を作ってある



木の棒に糸を固定するための溝を刻んであり
そこに端に錘をつけた糸を1本ずつ入れる
次に竹ひごを1本置いては糸を交差するんだ
その繰り返しで編むことができる
誰でもできる単純作業だよ



久しぶりだったので工程を1つ忘れてしまった
四角い竹すだれを作る場合は問題ないんだけど
丸い竹すだれを作る時には、
竹ひごだけでなく両端に平竹が必要なんだ



この平竹を端に付けないと円にならない
円にしようとすると端の糸が切れてしまうんだ
平竹なしで編んでしまったから使ってみたけど
どこか間が抜けて見えてしまうよね

平竹にピンバイスを使うと微妙に手が動くので
穴を開けるときに割れてしまうことが多い
なのでボール盤で穴を開けてみることにした
これでうまくいけばいんだけど
蕎麦同様にこちらも奥が深いよ

   💛    🇺🇦 🇵🇸   💙

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