新しい展開が生まれますように
猫の額のような狭い庭に工房を立てたことから
我が家の家庭菜園は2坪ほどになってしまいました。
そこに工房の屋根から落ちた雪が残っていましたが、
先日には最後まで粘っていた積雪もようやく解け
畑の脇の福寿草とクロッカスが咲き出しました。
そうなるといよいよ畑起こしの時期になるのですが
一つだけ困ったことで悩んでいました。
十数年前に植えたヒメリンゴの木をどうするかです。
虫は付くし畑の作業には邪魔になってしまいます。
でもお気に入りのかわいい花と実だったので
虫嫌いのカミさんの苦情も無視し続けてきました。
これさえなければ畑も広く使えるのも理解できるので
それで今回ようやく踏ん切りをつけて切りました。
試しに根の張り具合を確かめてみると何と直径1m!
余りにもすごい根の張り方に唖然としましたが
これがなくなれば新しい展開が待っているかも。
「一日一花」を参考にミニチュアフラワーを作るために
一番のネックになっていたのが花器です。
花ができても花器との相性が悪くては話になりません。
まず似たような花器をロクロ挽きすることから始め
次に求める色に近くなるようにカフェカラーを塗り
その上から雰囲気が出そうな釉薬をかけました。
ここまでが前回までの話です。
ここからさらに似せていくために上絵の具を使い
フラックスを混ぜて表面の艶を消したり
色味を調整するようにしていきました。
左が元々の色で右が調整した作品です。
下地の雰囲気を残すようにするために使うのは
毛先が極端に短い特殊な筆です。
毛先で表面を突くように絵の具を置いていくと
下地を残しながら色を変化させることができました。
これでようやく新たなミニチュアフラワーに
集中して作ることができるようになりました。
これでまた新しい展開が生まれるかもしれません。
より良き新たな展開が🇺🇦にも訪れますように。