カポキアの島:多脚砲台 Old Type -メイキング/04 樽型ロボット編
オリジナルコンテンツ「カポキアの島」に登場する
多脚砲台をその後グレードアップして
さらに作り込んだold type
メイキング ◎ その4 ◎ 樽型ロボット編
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多脚砲台は5体の樽型ロボットを乗せています。
乗組員は人間ではないので、座席の形は
ギリギリまで軽量化したシンプル設計です。
着席したら、ベルトで体を固定します。
今回は、その乗組員である
樽型ロボット(カラクリサムライ)の
メイキングです。
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1. 樽型ロボットは本来、コマ撮りアニメ用のパペットなので、中には金属製のアーマチュアが仕込まれていて手足を動かせるようになっていますが、金属なので重いです。これを5体も多脚砲台に載せると、重みで足腰が立たなくなり大変!
(下の写真は金属製のもの)
2.そこで、多脚砲台に載せる用のロボット5体のみ、手足などを軽い素材のFRPに置き換えます。関節は動かなくなりますが、接合部はアルミ線なので少しならポーズが変えられるよ。
↓いったん金属関節をバラして、パーツごとに型取りし、FRPで型抜きしました。
3.銅と真鍮色のメッキスプレーで塗装。手の先などはMrカラーのメッキシルバーで塗装。割と良い感じに金属っぽくなる。さすがちょっと高めの塗料たちだ!
(写真中央は仮組みしたパペット)
4.ここからは、時間を遡ってボディ部分。
軽量版の樽型ロボット5体分以外に、金属関節入り用のもまとめて作っているので大量。
20体以上は作った...
ボディの基本となる所はイラレで設計し、1mmプラ板をレザーカッターで切り出して組み立てる。レーザーカッター便利!
5.ボディに貼る板は建築模型用の1mm厚の檜材を使ってます。適度な長さに切り出した後、表面を剣山で削って古びた感じに加工し、ニスと紙やすりで表面を整える。
一枚一枚やるので結構大変。
微妙に色合いも変えている。
6.次は、樽の周りに差し込むリベットを作る。
頭の丸い銅製の釘を、短くカット。
7.先ほどの板を胴体の周りに貼り、リベットを差し込む位置全てに穴開けをしておきます。面倒な作業だけど地道にやる。
リベットをつけ終わったら、仕上げにまた汚し作業。銅が錆びた感じが欲しいので、腐食剤を塗布したりしてしばらく放置
8.その間に、頭部を制作。単眼と双眼の2種類。
傘の部分は、プラ板を切り出して組み立て黒く塗装
顔の部分は、プラ棒とイデオンのプラモパーツの流用で組み立てた。
9.できた頭部を下塗りした後、アクリルガッシュでサビ風の汚しを入れ、ステンシル塗装で部隊章や隊員番号などを入れる。
マークはオリジナルで、規則性を持たせてデザインした。
10. 組み立て終わったFRPの軽量型を5体、
多脚砲台の脚だけのものに乗っけてみる。
軽いので沈まないし、いい感じ!
11.中身はこんな感じでFRP製の手足をアルミ線で繋いでいる。FRPなので、細いパーツは折れやすい・・・普通にレジン製にすれば良かった・・・
※写真のものは左腕(向かって右)が折れて落ちている
乗組員、ひとまず完成!
軽量型は作りも装飾もシンプルで、樽型ロボットの基本のようなデザインになっています。
砲台の前の乗組員。
いたってシンプルなストイック仕様。
このメンバーでなければ多脚砲台に乗ることはできない(重さゆえ)、ある意味選ばれた者たち
本格的に金属関節(アーマチュア)を仕込んだ樽型ロボットの方は、武器を持っていて付属品も多く、凝った作りなので、そちらはまたいずれ紹介できれば。
ではまた次回!
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メイキング◎その5(バッグ類編)に続く!
(近日アップ予定)
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