たんぱく質を摂りましょう
たんぱく質は、成長期は勿論のこと、年をとっても必要な栄養素です。
先日、新聞を読んでいたら、
「がん患者は高たんぱく食を」
という記事がありました。
それによると、
たんぱく質は内臓、筋肉、骨、皮膚など体の組織を作る主成分です。
それだけではなく、様々な酵素やホルモン、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質、ウイルスなどから体を守る抗体も、たんぱく質の一種だといいます。
ところが、たんぱく質の摂取量は、ダイエットブームなどで、ここ20年ぐらいは減少傾向にあるようです。
なんと、1950〜60年頃とほぼ同レベルだそうです。
たんぱく質の摂取量が減れば、
筋肉量が減る
↓
基礎代謝が減る
↓
太りやすくなる
ダイエットすることで却って太りやすい体質になる可能性もあります。
日本人のたんぱく質不足は、がん患者にとっても切実な問題で、進行がんの約半数は筋肉の減少が認められるそうです。
それにより、再発のリスクが高まったり、生活の質が低下したり、倦怠感にもつながるのだとか。
がん患者にこそ、
*有酸素運動
*筋トレ
*高たんぱく食
が必要なのだそうです。
わたしの家系は父方の祖父、父も消化器系のがんで亡くなっています。
わたしはピロリ菌の除去をしたので、胃がんのリスクは低下したとはいえ、健康寿命を維持するために、たんぱく質を積極的に摂取したいと思います。
お手軽な魚肉ソーセージ。
コーヒーには、ミルクの代わりにスキムミルクを使うようになりました。
高齢者は食が細くなることにより、低栄養に陥りやすいといいます。
お年寄りに限らず、気分の落ち込みは、栄養不足が原因の場合もあると聞いたことがあります。
たんぱく質だけでなく、炭水化物、脂質も大切な栄養素です。
体の調子を整えるビタミン、ミネラル、繊維質もバランスよく。
豆類も良質なたんぱく源です。
金時豆は脂質は殆ど含まれず、
ビタミンB1、鉄、カルシウム、食物繊維も豊富。
※日本経済新聞 2024.2.21 夕刊
「がん社会を診る 中川恵一」他
を参考にさせていただきました。