やっぱり違和感
昨日たまたま、
「炊飯器の早炊きと普通炊きの違い、知れてよかった」 という記事をネットで見つけました。
テレビ、ラジオでもよく聞きますが、どうもこの言い回しには違和感があり、読む気が失せてしまいました。
正しくは「知ることが出来てよかった」だと思います。
しかし、今は「知れてよかった」という言い方も市民権を得ているようです。
同じく、いまだに違和感があるのは「生き様」という言葉です。
確か中学生のときに、国語の教師から、「死に様」とはいっても「生き様」というのは好ましくないと教わりました。
今では、この表現は新聞でも目にしますし、NHKのアナウンサーも当たり前のように使っていて、軽い衝撃を受けたことがあります。
死に様の「ざま」は、「ざまぁ見ろ」のざまであり、醜態を晒すような無様な様をイメージしてしまうため、「生き様」というのは不適切な言葉だと思っていました。
今でも違和感が拭えず、調べたことがあるのですが、古い辞書には否定的なニュアンスで書かれていたものもあったようです。
元々は自分の生き方を卑下して使っていた言葉だと思われます。
「生き様」とは、その人が生きてきた「ありさま」とか「様子」という意味なのでしょう。
敢えて「生き様」と表現したほうが、生々しいというか、リアルさを感じることができるので、こういう言い方を好む人も多いのだと思います。
因みに、AIさんはこのように回答してくれました。
言葉は時代と共に変化する生き物です。
正しいか正しくないかというより、最終的には言葉の選び方の好みの問題なのでしょう。
再度AIさんの回答を。