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映画 勝手にしやがれ

ジャン・ポール・ベルモント追悼で
BSプレミアムで放送された
『勝手にしやがれ』を
観ました。

ヌーヴェル・ヴァーグの…
というのは知っていたのですが、
観るのは初めてです。

いきなり余談ですが、

ジュリー(沢田研二)のヒット曲
の歌詞に

 〽︎ボーギー ボーギー
  あんたの時代はよかった

という一節があります。
この映画に
ボギー、しっかり出てきますよ。

しかし、この歌詞は
『カサブランカ・ダンディ』のもので
それとは別に
『勝手にしやがれ』という曲もあり、
と実にややこしい。

話を元に戻して、

碌でもないゴロツキ男の話が
フランス映画になると
こうなるのか!

虚無的で刹那的な主人公。
さいごのさいごまでクールすぎる。


『俺たちに明日はない』
『真夜中のカーボーイ』
『明日に向かって撃て!』
(ポール・ニューマン、
 ロバート・レッドフォード!!)
『スケアクロウ』
などに代表される
アメリカンニューシネマも
この流れを汲んでいるようで

なぜか惹かれる!
アウトローの魅力です。

ヒロインはジーン・セバーグ。

『悲しみよこんにちは』
(原作サガン)
のセシルカットの人だ!
ショートカットが似合いすぎる。
目が釘付けになるほど
クールな美貌。

この女優さんは
不幸な最期を遂げたのですね。
知らなかった。。。です。

それにしても
フランス映画って
悲劇的結末が多い気がします。

うわー死んじゃった

  FIN


みたいな。

そういった意味でも
子ども時代にテレビで観た
『モンパルナスの灯』
(モディリアーニの伝記映画)は
強く印象に残っています。