12月を迎えて
子どもの頃は12月になると浮足立っていた。
クリスマス、大晦日、年が明ければお正月。
楽しい行事が目白押しで、もういくつ寝ると…と指折り数えていた。
大人になるとそんな無邪気な気分にはなれず、何かに追い立てられるような、今年やり残したことのツケを今月中に払えと催促されているような、そんな重圧を感じる。
去年の今頃は、右手首の骨折を言い訳にして大掃除をサボっていたので、今年は早めにやるつもりが、なかなか捗らない。
風邪で薬を飲んでいるせいか、頭がぼおーっとしていている。
体が宙に浮いているような気がする。
老人ホームにいる母は、入院中にベッドから3回落ちたが、退院してからも2回転倒している。
最近は体力を回復したことが却って災いして、自分で歩こうとしては転倒を繰り返す。
べッドの下にマットレスを敷いてもらっているが、先日はその先で転倒した。
何度も転ぶ母も不憫だが、気の休まる暇がない。
施設から電話がかかってくると「今度は何?」と、毎度ドッキリする。
久々にコロナ患者が出たそうで、昨日はスタッフの皆さんもバタバタしていた。
今、家に工事が入っている。
2〜3日で終わる予定だが、工事の人が朝から夕方までいると思うと緊張する。
日中は水道が使えない。
水を汲みおく折りたたみバケツも足りない気がして買い足した。
と思っていたら水が使えないのは1日だけだった。
今日は子育てサポートの仕事が朝夕1時間ずつ。
昼間には新規顔合わせも入っている。
サボートの仕事は、不定期で、呼ばれたときに行けばいいものもある。
30 分で終わる送迎の仕事もある。
先月から新規が増え、現在6件、お子さんの数でいうと8人になった。
そのため、今月はかなりタイトなスケジュールになっている。
「何でそんなに引き受けるんだ」と夫に問われても、予定がなければ、つい受けてしまう。
去年は骨折、今年は娘の出産の手伝い、夏休みなど長期に休んだので出来るときは快く引き受けようと思う。
その結果、予定びっしりのカレンダーを見て憂鬱になる。
何かをやる前から憂鬱になるのはわたしの悪い癖だ。
やってみると大したことでもないのに。
来週は、お母さんが在宅で、家事などをやっている間に赤ちゃんを7時間見守るという仕事が入っている。
7時間の長丁場。
今までやったことがない未知の領域だ。
漠然とした不安。
なんとなく落ち着かない。
家でやることはいくらでもあるのだが、つい散歩に出掛けたりして憂さ晴らしをする。
リフレッシュ出来ているのか問題を先送りにしているのかわからない。
何とか風邪がすっきり治り、無事に12 月を乗り切れますように。