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⑭ヒューゲルカルチャー/Hügelkultur ~アパートの庭エディブルガーデン化プロジェクト~
「⑬空間の有効活用と小規模集約システム」で失敗したコンポスト用の穴を使って3 sistersを植えたと書きましたが、堀った穴は2つあった(満タンになったら、もう1つを運用する間に分解させる作戦だった)。
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まだあいている穴をどうするか…。
せっかくだから、『ヒューゲルカルチャー(ヒューゲル床栽培)』の畝づくりにチャレンジしてみたかった。
ヒューゲルカルチャーとは
元々ドイツや東ヨーロッパで実践されてきたと言われるヒューゲルカルチャーは、大きな枯れ木や枯れ丸太の上に枝葉やコンポストを重ねて土でフタをする畝の作り方。
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↓『パーマカルチャーセンター上籾』@岡山で作ったヒューゲルカルチャー
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土中の大きな丸太や枝葉は時間をかけて分解され、数年後にはその畝まるごと質のいい土になっている予定。
これの良いところは、
埋まった大量の有機物が水分を保持するので水やりが極端に少なくて済むこと
有機物の隙間に空気が豊富に入って虫や好気性微生物たちが住みやすい環境になること
処理に困る木の幹や枝をどっさり埋めて活用できること
...などたくさん。
なので、パーマカルチャーを実践する色々な場所で作られている畝でもあります。
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剪定をするといちばん多く出る、薪にするには細すぎるし、ゴミ袋に詰め込むには労力をかけて細かくしないと突き破っちゃうぐらいの、枝の処理に悩む方は多いような気がします。
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住宅街で大量の枝葉をゲット
短期間で原状復帰が必要になるかもしれないこの庭でやるには微妙かなとも思ったけれど、何とかはなるし何よりシンプルに「やってみたい」が勝った。笑
とはいえ、敷地内に枯れ木も無く住宅街のど真ん中なので、田舎のように当たり前には廃棄される木もにお目にかかりにくい。
どうしたもんかなぁと近所を散歩していたら、大きなお屋敷の外に太めの枝葉が詰め込まれたゴミ袋をたくさん発見!
そうか、今日は燃えるゴミの日だ...。
剪定をしていたであろう軽トラのおじさまに話しかけたら、どうせ捨てるから持ってっていいとのこと!
お礼を言って持ち帰り、「⑪水の確保と高度プランニング」でゲットした排水口の枯れ葉たちの横に、数日の間広げておいた。
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庭でプチ・ヒューゲルカルチャーを作ってみる
太い枝はノコギリで穴のサイズに合うようにカット。
いい具合に、できるだけ隙間なくはめ込んでいく。
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太い枝から順に、細い枝、葉っぱ、枯れ葉とどんどん重ねていく。
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こんもりと盛られた枝葉の上から微生物のエサになる米糠と燻炭を振りかけて、土で分厚目にフタして完成!
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分解が進むと隙間が無くなり全体がかなり沈むので、本当はもっと高さを出したかったけど材料不足によりここまで。
森で朽ちている木とかを使った方が良い(菌糸が住み着いているし、水分も保持しやすく、もろくなっていて分解されやすい)と思うし、パーマカルチャーセンター上籾みたいな規模では全然できないけど、あるものでなんちゃって小規模ヒューゲルカルチャーができました。
排水口からとった枯れ葉で蓋をして数日間休ませます。
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***
穴もいい感じにふさがって、庭の見た目も良くなってきました。
これまたせっかくなので、この上になんちゃってプチ・スパイラルガーデンを作ろうと思います!
というわけで、次の記事はロック・スパイラルガーデンについて。
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