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【旅の話⑤】 バリ 《島の霊的エネルギーにハマる》

2年間移住したフィジーから日本へ帰国する途中、2箇所目に訪れたのは迷った挙句、バリ島に。丸2日過ごしたジャカルタから国内線で出発。

リゾートのイメージが先行する一方、神々が集うスピリチュアルなパワースポットと言われるバリ。

宿も現地の交通手段も、ジャカルタと違ってノープランで現地入りしました。

滞在先は、次の仕事でも関わりのある、観光でも有名な街「ウブド」に。

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ウブドへの旅路

空港でいろんな人に声をかけるも、デンパサール空港から目的地のウブドへ行くのに「公共交通手段は無いから、タクシーしかないで」と軒並み言われる。

そんなことあるか? タクシーはバカ高い...。

何度も騙されそうになりながら、構わず細い希望の糸を辿り続けた結果、どこかの小さな町で乗り継いでなら行けるというローカルバスを発見!

難なく乗り込め、1時間くらいで小さな街(名前忘れた)に到着。

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(↑バスを降りた場所)

ウブド行きに乗り換える乗客は他におらず。

みんなに聞いてもどのバスか知らないと言うので心配になりつつ、歩き回って無事ウブド行きのバス、と言うかバンを発見!

どんだけマイナーな行き方やねん。

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乗り換えた二台目のバンは座席が壊れているボロボロ車。

相場の手がかりが無さ過ぎて、高額な運賃をふっかけられ危うくぼられそうになった。

どう切り込むのがいいかと思案していると、同乗していたローカルおじさん(客は2人だけ)と話し込んで仲良くなって、相場も教えてもらいながら運転手から適正金額を引き出せた。

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英語も堪能な彼、なんと娘が大分県のAPU(立命館アジア太平洋大学)に通っているため、先月大分に行ったそう!

こういう偶然に、嬉しくなる。

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ウブドに無事到着。

おじさんは「この後娘に久しぶりに会うんや」と嬉しそうに、颯爽と去っていった。

ウブドはイメージ通り、エキゾチックで観光客が多い。

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まずすべきは、宿の確保。
ローカルカフェに入って聞き込みもしつつ、WiFiもゲットして理想の宿を探した。

出会った宿

1時間ゆっくり考えて、協力隊の方がブログで紹介されていたところに行ってみることに。

バイタクを捕まえて向かうも、思ったより距離がある。
中心部まで歩けなくは無いけどちょっと遠い。

出迎えてくれたのは、ゲストハウスのオーナー、バロン。
初見はいかつめ、話してみると最強に優しい。

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一緒にお茶を飲んで、ここに決めた。

彼らの生活空間と接するところに泊まるので、寝泊まりするところ意外は彼らの生活にお邪魔する感じ。

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"Sunarta Homestay"、ウブド中心地からはやや歩くのでアクセスこそ微妙ですが、家の造りの素敵さ、値段、何よりバロン&家族の人柄により、オススメです。

グリーンスクール

そのエコシステムと教育の質の高さで、世界的に有名なグリーンスクールの見学にも行ってきました。

ホームページから見学申請ができて、タイミングを合わせて宿を出発。

(↑今はバーチャル・ツアーが申し込めるようになってます)

バロンに相談したら、なんと行ったことのあるドライバーを探さないといけないらしい!

その辺のバイクタクシーを捕まえても、現地人でも道がややこしくて辿り着けないとのこと。

彼と一緒に宿の向かいの商店に行き、そこのおじさんに相談したら「場所わかるから、送ったる!」と。

感謝と一抹の不安を抱えつつ、バイクの後ろに。

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思ったより時間はかかりつつも、無事に到着。

お金はいいと言われたが、少しだけ渡す。

待ってていようかと言われたけれど、長くなりそうだし悪いので帰ってもらった。帰りはまた何とかしよう。

受付を済ませ、中に入ると見学会に参加する人が15人集まっていた。

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15人で15カ国出身という国際色豊かな、「ザ・優秀そう」か「見た目ヒッピー」の両極端の参加者に混ざって、出迎えてくれたディレクターのTimについて回って各所の説明を受ける。

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事前にいろいろ調べてもいて聞いてもいたけれど、その建築とエコの取り組みについては純粋にスゴいと思った。

竹でできた校舎はやっぱりアートで美しいし、施設内で動物の通り道を確保する造りにしていたり、バイオ発電装備もあり、堆肥も独自に作ってる。

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教育の内容についてはそこまで深く見られなかったので「ハイテク」で「良さそう」な印象に留まった。

授業の雰囲気はフランクで、ザ・先進的なインターナショナルスクール。

地元の学生枠も確保しているとのことやけど、学費も相当高く、やっぱり海外のエリート層の子どもたちがメインで入学してくる様子。

ここがインドネシアやバリ、そして世界にとってどれだけ意義深い場所なのかは、もっと知らないとわからんなあと思う。

街歩き

その他は、ひたすらウブドの街を歩いて、人を捕まえて話して過ごす。

ジャカルタよりもずっと英語が通じるバリ(特にウブド)、たくさんのローカルの皆さんを捕まえてはいろいろ話が出来るのは、人から人、場所から場所へとご縁がつながっていって面白いし嬉しい。

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霊感がある方ではないけれど、街歩きの間ずっと、霊的というか神聖な雰囲気を感じっぱなしだった。

ピザ屋のスタッフと話し込んだ時も、小道で見つけたケチャのショーに飛び入り参加した時も、田んぼの畦道で誰かとすれ違う時も、何と言うか、体がどことなくふわふわした状態でいる感じ。

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ちなみに、この時は存在をよく知らなかった濱川夫妻のEarth Companyが、相当こだわったエコホテル"Mana Earthly Paradise"を最近バリでオープンされました。

環境配慮に叡智を尽くし、仕掛けが散りばめられた宿泊施設で、泊まる体験が大きな学びになりそう。

こちらもぜひ、行ってみてください。

バリの雰囲気に少し慣れた次回の滞在では、もっと島が発するパワーにフォーカスできるかな、と思う。

もう一度訪れたい場所、No.1。

→→ 【旅の話⑥】東ティモール 《立ち替わり占領され続けて独立した国の、入り混ざったエネルギー》に続く



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8月初旬から夫婦でCamino de Santiago巡礼の旅に出ています。出費はできる限り少なくしている旅なので、サポートは有り難く旅の資金にさせていただきます。ですが、読んでくださったり反応をいただけるだけで、一緒に旅している気分になって十分エネルギーをいただいています。^^