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詐欺を防いで表彰された話①

こんにちは、模範市民です。

今回は珍しくエピソードを書きます。
理由は、自慢したいからです。

暑かった記憶があるので
この出来事は昨年の夏とかです。

季節を超えても、自慢したいので書きます。

【第一章:ATM×高齢者】


ある日の営業終わり
無性に喉が渇いた私は、コンビニへ立ち寄りました。

店内に入り
雑誌コーナーを横目に、
飲み物売り場へ向かっている途中
ATMを操作するおばあちゃんが目に入りました。

ATM×高齢者 

日々、ニュースの中で
何度も聞いたシチュエーションです。
無意識に目が止まりました。

さらによく見ると、
ATMを操作しながら電話をしていました。

これは怪しい…

思い違いなら、それ以上のことはないと思い
会話の内容を盗み聞きするため、
雑誌コーナーで立ち読みを装いました。

おばあちゃんも相当慌てているのか
声は大きく、話している内容は大体掴めました。

それと、同時に確信しました

これ、詐欺じゃね?


【第二章:ATMを覗き込む不審者】

会話の流れから、
詐欺であることは確信に変わりました。

振り込め詐欺であった場合、
一度振り込んでしまうと基本的に回収はできません。

そのため、止めるなら振り込む前だけです。
そのことは、知識として知っていました。

ただ、警察でなければ店員でもない
ただのコンビニ客の私は、相当躊躇しました。

そもそも、詐欺じゃない可能性もある
もし、そうだった時にキレられたらどうする?

店員に助けを求めようと思うけど、
見るからに頼りなさそうだし、
あれよりは自分の方が役に立つな…

そんなことを考えながら、
ATMの周りを1人でウロチョロしておりました。


いっそのこと、
自分の存在に気づいてくれれば話しかけやすいと思い、
めちゃくちゃATMを覗き込んだりもしました。

あの瞬間は、私の方が不審者でした。

ただ、それも気付かないくらい
おばあちゃんは慌てていたんだと思います。
会話は、どんどん進んでいきます。

その時、
50万円でいいんですね?振り込み完了しました。

という言葉が耳に入りました。

やってしまった。
この時点で確実に50万円は奪われてしまいました。

その後、ATMの操作を終え、
電話をしながらおばあちゃんはコンビニを出ました。

ATMの周りをウロチョロする不審者な私も
その後、数メートル後を追い
電話を切ったタイミングで声を掛けました。

「少し話聞いてたんですが、ちょっといいですか?」

「ひぃぇええっ!?!」

おばあちゃんが大声で叫びました。

→次回
【第三章:あなが詐欺師に見えたわ】へ続く

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