ヤマボウシを剪定
本日はヤマボウシを剪定した。
英語名はKousa DogwoodまたはJapanese Dogwoodともいうミズキ科の木だ。ちなみに歌にもなったハナミズキがDogwood(American Dogwood)と呼ばれていることから、この英語名は来たのだろう。
原産地はアジアだ。ハナミズキはその昔、日本政府がワシントンに桜の苗木を贈った際、その御礼としてもらったものとされる。その時に同じミズキ科ということでこの名前がつけられたのだろう。日本名は比叡山の山法師の頭巾になぞらえたとされる。
6月から7月にかけての初夏に、白、または薄ピンク色の花を咲かせる。非常に豪華な花で大変見栄えがよいかっこいい花だ。果実も食べることができるとされるが、まだ小生は食べたことが実はない。
日なたを好み、成長すると10メートルぐらいに成長する。葉っぱの量は比較的多い落葉樹で、秋から冬にかけてその掃除は結構大変で、庭木として植えたけど、負担や世話がかかるため「伐採してくれ」という依頼が時々入ってくる。
剪定のベストなシーズンは落葉してからの12月から3月までとされる。できれば3月は芽が膨らんでくる前に剪定したい。花言葉は『友情』だというが、なぜに『友情』なのだろうか?
本日剪定したお宅ではそれを玄関脇の小高い場所にシンボルツリーのように植えられていた。樹高は約5メートルぐらい、きれいに株立していた。聞いたら、2−3年前に植栽してから初めて剪定を依頼されたとのことだ。
少し丈を落として全体のボリュームを抑えるというのが今回のご要望。
ヤマボウシは自然樹形を保つのが難しい。時期的には剪定適期ではあるのですっとした株立と樹形を邪魔するからみ枝や無用に立ち上がっている徒長枝などを切り戻し、その過程で不要な小枝は葉がでてきたときにくどくならないようにできるだけ透かすことを提案した。
植え付けられてる場所がすでに2メートルの高さの位置にあるため、持ってきた三脚では少し高さが足りない。なんとか長い剪定バサミを活用して、手の届かない箇所をカバーした。北風がわりと強い中で作業時間はほぼ予定どおり約2時間で終了した。