№5680:「感性」は動かしても「感情」は動かすな!
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、土曜日は(できるだけ)いただいた質問にお答えしています。
【今週のご質問】
「遠藤さんは『感情をぶらすな』とよく言われています。が、そう意識すると『感じる力』が鈍くなってしまう気がするのですが、どう思われますか?」
【私の考え方】
そう感じてしまうのは「感性」と「感情」の違いが整理できていないからだと思います。
とはいえ、これから記すことは私の解釈なので、参考程度にしてもらえればと思います。
私が「感情をぶらすな!」というのは、(そのままですが)目の前のことに影響を受ける人が多すぎるからです。
特にNGだと感じるのが「泣くこと」です。
FBL大学の皆さんには「絶対に仕事で泣くな!」と厳命していますが、実行しているかはわかりません(笑)
以前、こんなことがありました。
某セミナー内で「感動をそそるCM」が模範映像として流れました。
「こうやって人の心を動かすのだ」と。
私は「わざとらしい演出だな~」なんて思いながら見ていたのですが、驚いたことに参加者の大半が泣いているのです。
他例では「自己開示」というテーマで自分の過去を話ながら泣き出す人もいました。
これは結構多いですね。
はっきり言って、苦手です・・。
泣くのが悪いとは言いません。
が、簡単に感情を揺さぶられてしまっては、物事、特に仕事を冷静、かつ論理的に捉えることができません。
相手へのアドバイスも感情に流されて適切さを欠くことになります。
だからダメなのです。
併せて「怒」という感情もダメです。
感情に「喜怒哀楽」があるとすれば「怒と哀」はビジネスに不要です。
一方の「感性」は芸術鑑賞とか自然観賞がイメージされますが、私は「感じる力」だと思っています。
これだけだと「感情」との違いがわかりづらいので、言い換えるなら「自分の未来を良くしていくポイントを見極める力」であり「感じたことを別視点に変換していく能力」といった感じです。
「感情」が反応的、かつその場の感情なら、「感性」は冷静、かつ未来的で、その後の行動変容につながるものです。
身の回りの人を見てもらえばわかると思いますが、「感情的な人」でビジネスがうまくいっているケースは少ないでしょう。
では、感性を磨くにはどうしたらいいか?
かねてから私は「こうするしかない」と断言していますが、既に長くなったので続きはまたどこかで。
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