№6056:「部下スタッフとのコミュニケーションに悩んでいます・・」
こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。
2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。
さて、土曜日は(できるだけ)今週いただいた質問等の中から1つを抜粋してご紹介。
【今週の質問等】
「部下スタッフとのコミュニケーションに悩んでいます。厳しく言えば反発されるし、優しくすれば成長しない。一体どうすればいいのか・・と思ってしまいます」
【私の見解】
まず「悩む」という言語を使わないことです。
常に言っていますが、悩んでいる限り、堂々巡りが繰り返されるだけで何も前に進みません。
「悩む」のではなく「解決策を考える」のです。
では、どうすれば部下スタッフとのコミュニケーションが改善するか。
私の答えは1つしかありません。
「徳を磨く」
ただ、それだけです。
コミュニケーションの質はその結果です。
これがわからないとコミュニケーションそのものを調整しようとしてしまいます。
それこそコーチングあたりを学んで。
そして(例えば)「傾聴のスキル」を学んで一生懸命話を聴く。
「否定してはいけない」と言われたから「そうだね、わかるよ」と部下スタッフの気持ちになって同意する。
はたまた「イエス、バット」と習ったから「正しいと思うよ。でもこういう考えもあると思うけどどうかな」なんて言ってみたりする。
すべて小手先のテクニックです。
こういったことで目の前のことが改善するケースもあると思いますが、根本的なことは何も解決していないので、時間が経てばまた同じことが起こります。
基本的に部下スタッフがついてこないのは「上司の人間的な未熟」です。
もちろん、部下スタッフ側に問題があるケースもありますが、これは仕事を通じて明らかにわかることです。
そうではなく、コミュニケーションがうまくいかないのは「関係性づくり」が下手だからです。
「見知らぬ人と関係性を作ってください」と言っているのではありません。
自分たちで採用した人とこうなるのであれば「自分側に非がある」と考えるのが当たり前だと思います。
「徳」とは「五常の徳」である「仁義礼智信」です。
「仁義礼智信」の説明は本noteを検索していただければ出てくると思うので、関心がある方はそちらを参考にしてください。
厳しく言えば反発されるとか、優しくすれば成長しないとか「他責」で考えるのではなく、自分自身を磨いておくという「自責」で考える。
それが中長期的な成果につながる唯一の解決策だと思います。