【子宮体がん記録⑳】 手術翌日 

手術翌朝 目が覚めるとまた酸素吸入マスクで口の乾きがつらさがはじまりました 

今日の予定は
・痛み止めの薬を飲む
・歩いてみる

手術日0時から30時間以上口から水分をとっていない状態です 
つけている点滴が最後まで終わったら 点滴がはずれます
この日から痛み止めの薬を飲みます 水を飲むことが解禁になりました 水を飲むので寝た状態から身体を起こす必要があります 電動ベッドで身体を起こすとき 手術したお腹の傷のあたりに痛みを感じます 寝返りをうってもいいし 頑張って徐々に身体を動かしてくださいと言われました 
口から水を飲んだのでその時は口内の乾きはやわらぎますが 血痰はまだ少しでています

身体を熱いタオルで拭いていただいて
手術翌日用に用意しておくよう言われていた
パジャマと下着に着替えさせてくださいました まだ計器類がついていたので前開きのものを用意しておいて良かったと思います
病院のレンタルパジャマはすべて紐で結ぶタイプで 私はきっと寝ている間にはだけちゃうだろうと思ったので持参のパジャマにしました 着替えさせていただくとき 「ボタンを外して用意しておけばよかったです」 と言ったら 「きちんとたたんで持ってきたんですね」と即言葉が返ってきて看護婦さんてほんとに良くできた方々だなぁと感じました 

血中酸素濃度が低かったためまだ酸素吸入マスクがついています 口の中が乾きすぎて血痰もでてつらいことを看護婦さんに伝えると 血中酸素値を測ってからマスクの代わりに鼻からの酸素吸入に代えてくれました 口内のつらい乾きは解消されました

その後看護婦さんと一緒に歩いてみます
点滴は終わったので点滴棒は外れていますが 
私の場合は鼻から酸素吸入しているので
酸素ボンベを載せたキャスターを持って歩きます このときキャリーケースを杖代わりにして外出するお年寄りの気持ちがわかりました 安定して歩きやすかったです
ひとりで歩けることを確認後 尿管を外してもらえます
これでもう自分で歩いてトイレに行けることになるわけですが 鼻から酸素吸入している私は ベッドではベッド脇の設備にある酸素口に管がつかながっているものを ベッドを離れるときは酸素ボンベに管を繋ぎ直して酸素ボンベの開栓をして
トイレから戻ったらまた戻すという作業をしなくてはなりません 酸素ボンベは20-30代の頃真冬でもダイビングに行くくらいよく背負っていたので馴染みを感じます 海に潜る用のそれとは違いますが こんなかたちでまたお世話になるとは と少し面白い気分でした それがなかったらトイレに行くのがもっと面倒に感じたかもしれません
付け替え作業のおかげで痛くても身体を起こしている時間が長くなってしまうのも悪くはなかったのかもしれません 

手術翌日からはじまる食事は夕食のおもゆ100gです
具のないスープ プロテインドリンク 野菜とフルーツのドリンク お茶  もでました
48時間ぶりの食事をとりました

記事を読んでくださってありがとうございます 評価してくれた方はぜひサポートをお願いします