スターファイター 知られざるステキだけどちょっとアレな映画
最近、すぐに寝落ちしてしまうので海外ドラマの進捗が思わしくありません。だいたいひとつのエピソードは映画よりは短いですが、シーズンあたり10本以上もある上に人気のあるドラマは5シーズン以上続いたりします。こうなると場合によっては3桁の番組を見ないと終わらないのでコンプリートするのは大変です。というころで、ちょっと映画の方に手を伸ばしてみます。そうは言っても当たり前の人気のある映画を取り上げても少しつまらないので、個人的に思い入れがある映画を選んでみたいと思います。
原題は「The Last Starfighter」でアメリカでは1984年夏、日本では「スター・ファイター」というタイトルで翌1985年の春に公開されたCGバリバリのベタなSF映画です。
スター・ファイター (映画)
The Last Starfighter
まあ日本でもアメリカでもゲーセンが大流行の時代で、その社会的インパクトがいろいろな形で問題視され始めてもいた頃です。すでに「TRON」という映画も大ヒットしたのでゲームモノというジャンルを確立して映画とともに家庭向けゲーム機のパッケージも出して何匹もドジョウを探そうとしていたような気もします(結局、どこにもドジョウはいなかったようです)。
ストーリーは実に安直なもので、ゲーセンにある宇宙で戦うゲーム機が実は人類が知らないどこかで行われているリアルな宇宙戦争のスカウト装置だったという設定で、ハイスコアを出し続けていた青年が実際にスカウトされて本当の戦争に巻き込まれてしまうというものなんですが、別に政治的な話や戦争というものに対する葛藤などがさほど出てくることもなく能天気に敵をバンバンやっつけるだけの話です。売りだったのがリアルなCGで、当時の最高性能を誇るCray X-MPというスパコンを駆使して作られたもので、とにかく「CGスゲエ」というのが売りの映画でした。
という訳で日本での公開時には映画館に足を運んで「いやあアメリカだねぇ、実にヒドイ映画だ」と喜びながら楽しんだのですが、当然のようにそのまま記憶の彼方となってしまいました。とはいえなかなかクセのあるヒドさが忘れられなくて、DVDを手に入れておこうと思ってはいたのですが、実はタイトルをすっかり忘れてしまって、探すことが出来なくなってしまっていました。ベタなタイトルですものね。
そんな中、先日SNSに流れてきた情報を見て、突然タイトルを思い出したので、さっそく探したのですが、日本語の入ったものはどこにも見つからないという状態なことがわかりました。あったら買おうと思っていたのに。
The Last Starfighter [Blu-ray]
まあDVDでもリージョン違いは何とかなりますし、Blu-rayであればアメリカ向けも日本で問題なく再生できます。でも吹き替えはともかく字幕も無いのはなかなかツライのですよね。幸いストーリーが実に単調なのであまり気にならないような気もしますけど。
そんな事を考えながらYouTubeを検索してみると、何と全編公開中でした(字幕はオンに出来ないようで残念)。当時の「最先端」のCGを確認していただければと思います(CGシーンはお高くつくのであまり長くありません)。
The Last Starfighter [HD]
ヘッダ画像は、以下のものを使わせていただきました。映画の紹介だから問題ないとは思います。
https://en.wikipedia.org/wiki/File:Last_starfighter_post.jpg
By May be found at the following website: IMP Awards, Fair use, https://en.wikipedia.org/w/index.php?curid=12808565
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