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松阪散歩〜古き街並みが並ぶ射和・中万を歩く

7月2日。天気は曇りのち雨。
梅雨の時期は嫌だ。休みの度に雨予報で、出掛ける計画を立てでもすぐに変更、中止になる。
今朝も、熊野古道伊勢路を歩くつもりだったが雨予報で中止にした。

ただ、休日をダラダラ過ごすにはもつまたいない。
今にも雨がこぼれ落ちそうな重い空の下、射和町に向かってバスに乗った。

射和(いざわ)町とは、松阪市と多気町の間に流れる櫛田川沿いにある。国道42号を挟んで海側には中万(ちゅうま)町がある。
今日は、この辺りを軽く散策してみよう。

射和のバス停を降りると、田舎の割には大きなバス停が目立つ。なんでも、一昔前は松電と呼ばれるローカル線が走っていたそうだ。
その名残で駅をら再利用したバス停となっているのだ。

どことなく駅の名残が伺える

バス停から山側へ登るとみたらし団子が美味しい白子屋が出てくる。生憎今日はまだオープン前だった。

残念ながら食べ歩きはできないようだ
前にいただいた白子屋のみたらし団子
美味しいです!

白子屋を進むと細い旧街道を進む。
するとすぐに、射和、中万を解説してくれる看板が登場した。

この辺りの歴史を詳しく教えてくれる


国分家や竹川家の名家の横を歩き、中万方面と進んだ。

黒壁の間を抜ける道
趣のある街並み

街並みは車通りも少なく、散歩するにはちょうどいい。
あっという間に射和の外れにある、蓮生寺までやってきた。

立派な境内が構える


蓮生寺には、多くの文化遺産があり、これまた歴史のあるお寺だ。
ここを過ぎると、国道42号の下をくぐり中万へと入る。
おそらく42号線が町境なのだろう。

42号線を越えると、櫛田川沿いに歩ける道が出てくる。
僕は、堤防の上に上がり川を眺めながらゆっくり歩いた。

青空ならば最高なのだが
ホント青空ならば。。

生憎の天気と前日までの雨で、決していい景色とは言えないが、ここから望む川辺の景色はとても好きだ。

川沿いの堤防で一気に中万の端まで歩いた。
この辺で射和に戻ろうと、思ったがまた堤防沿いを歩いても楽しみがない。と、中万の街中を歩き進んだのだ。

中万町も射和町とよく似た古い家屋が並ぶいい雰囲気の街並みだ。

立派な蔵も多い


ただ、射和町に比べるとまっすぐな道が少なく、城下町によくる曲がり角の多い道がっだ。
中万のコミニティー掲示板にも、この辺りの歴史や名所を丁寧に教えてくれていた。

もっと早く見つければよかった


これを知って歩けば色々な発見があったのだろう。

射和へ戻った僕は、櫛田川の反対方向にある伊佐和神社へと向かった。

この先の坂道をトンボ坂と呼ぶらしい

細い路地を進み、秋葉山へ向かう。山の中腹に伊佐和神社がある。

石の鳥居が見える

伊佐和神社へ参拝して、今日の散歩は終わりだ。

伊佐和神社
4.5kmの散歩道


帰り道、近くのコンビニに寄ったら、小学校に掲示してあった。

松阪マラソンのコースにもなる
歴史文化のまちなのだ。


散歩したのは7月2日。あれから2週間が過ぎ、7月13日と14日。二つのお神輿と六つの山車が練り歩く射和祇園祭が開催された。

小さい町の賑やかなお祭りは大変迫力があり最高の祭りだ。

※写真は前に撮ったものです。

お囃子を奏でながら町を進む山車
お神輿
迫力ある二つのお神輿
夜のお神輿もいい雰囲気

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