「パーフェクト太郎」にインスパイアされる 【物書きとして私も挑戦したい分野】
インパルス板倉さんのプロジェクトのひとつ
「パーフェクト太郎」の動画に偶然たどり着き視聴しました。
日本人なら誰もが知る童話「桃太郎」のフレームをそのままに
板倉さんがアレンジを加えた作品。
それを板倉さん本人が朗読する1時間を超えるビデオ。
開始3分であっという間に世界観に引き込まれました。
芸人として一流の板倉さんはストーリーテラーとしても優秀。
ですが
私はそれよりも「パーフェクト太郎」のストーリーに撃ち抜かれました。
小説「トリガー」などを執筆された板倉さんのクリエイターとしてのバリューがあることは知っていました。
小説は読んでいませんが。
動画を観はじめ(聴きはじめ)た冒頭では
(おっ、桃太郎の板倉流アレンジか)
と思って聞き流し気味でした。
お笑い芸人である板倉さんが「笑える桃太郎」を創作して読み上げるのだと思ったからです。
ですが
作り込み感が非常に繊細です。
本作ではそこまでフィーチャーされない「おじいさん」と「おばあさん」ですが
心理描写がリアルに描かれ、板倉さんの演技も後押ししてグングン引き込まれます。
とりわけ、成長した桃太郎が鬼退治に行くことを、おじいさんおばあさんに報告する場面。
こんなにもシリアスに、こんなにも感情に響くとは・・・。
そして
ネタバレに足を踏み入れかねないのですが
(まず動画を観たい方は先に)
『パーフェクト太郎』板倉俊之さん
本作を主軸に話を聞いていると、何度か裏切られます。
おもわず「えっ」と声が出る箇所がひとつありました。
幾重にもわたって張られる伏線を回収しつつ、終盤は割とベタな現代風に味付けされた内容ですが「秀逸」です。
動画を観終えて
(俺もこういうの書きたいなぁ)と心から思いました。
私はゼロをイチにするタイプのクリエイターではありません。
インスパイアされたあるものをアレンジしたり最適化するのが割と得意なので、挑戦したい欲がとても湧きました。
「パーフェクト太郎」という名前も絶妙で好み。
私は別に板倉さんびいきではないのですが、ファンになってしまいました。
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