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「自分軸」のバランスと調和を照らす月

私のクライアントには、ワークライフ・"アンバランス"(不均衡)で、生活に不調和を感じている方々が多い。だからこそ、コーチングを受けて解決したい!と思うのだと思う。大抵の場合、不均衡な原因は、会社や周囲の人々のニーズが優先され、自分が欲していること・必要なことが曖昧、なおざりになっているから。

今日の満月は、天秤座という、自分以外の他者との「バランス」を考える星座で月が満ち、その星座が表すトピックを明るく照らしている。

満月とは、即ち太陽は真反対に位置するということ。そのため、今、太陽は木星と共に牡羊座に位置している。牡羊座は、私たちが心から欲していること・必要なことを主張するよう突き動かすエネルギー。これは、私たちが生きていく上でとても大事なことで、「自分軸」の発見や育成には欠かせない。

でも、自分を主張することを良しとしない日本の風習だと、「自分軸」と「わがまま」はあまり違わなく思えるようで、クライアントの多くは「自分軸」をわがままと混乱して、躊躇してしまう。

自分軸と自分勝手・わがままはどう違うのだろう?自分を主張する部分だけ見たらあまり違いがないように見えるけれど、両者は、根本的に全く違う。ざっくり言うと、自分軸な人は、ちゃんと自分の行動規範(価値観)を持っていて、それに沿って生きようとする。なので、自分の行動・感情・思考に自分で責任を持つ(責任感)ことができる。

自分軸の人が自己主張するのは、自分が欲してること・必要なこと(価値観)を周囲に知らせることで、個の独立に必要不可欠なことを後々周囲に迷惑をかけないように伝えるためだ。わがままなな人は、その時の気分で欲しいものを要求しているだけ。

人生で何か良からぬことが起きた時、自分軸の人は自分の価値観と照らし合わせて、自分自身の人生に責任を持てているか顧みる。単にわがままな人だったら、今自分の身に降りかかっていることは、周り、他人、または運のせいにする。

愛、調和、価値観の惑星である金星は、牡牛座と天秤座を支配している。 牡牛座は自分の価値を知っているけど、それを表現することにはそれほど興味がないかもしれない。それに引き換え天秤座は、喜び、美しさ、幸福の価値を他の人々と共有したいと考える。

この天秤座の満月は、私たちに問いかける。
「自分軸を育てるために頑張っているけど(牡羊座)、周囲や他の人々と公平で、調和的な関係は保てているかな(天秤座)?」

「私たちの自己表現は世界への贈り物だけど(牡羊座)、それをどうやって他の人々と分かち合えるかな(天秤座)?」

また、去年の天秤座の新月(2022 年 9 月 25 日)頃、あなたは何をしていた? 人間関係とバランスの観点から、意図的に種を蒔いたものは何だった? 半年後の今、それらはどのように成長した?

自分を振り返った時、6ヶ月前の私は、無意識にオンライン上の会議やウェビナーを通じて、世界中の他のコーチたちと知り合うようになっていた。 リモートワークは、孤独になり易いなんて想像してたけど、そうでもなかった。実際に会うより、世界や日本のあちこちにいる人々とすぐに繋がれて、気楽にインタラクティブになる可能性はすごいと感じる。中でも、日本に帰るまで日本のコーチを誰も知らなかったのに、この半年で日本の各地に住むコーチたちとつながり始めた!


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