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『自己肯定感』って結局 何? 星友啓さんの言葉をまとめてみました。

こんにちは!
今日は「自己肯定感」について書いてみたいと思います。
自己肯定感って結構曖昧な言葉で、いろんな側面がありますよね?
だからこそ捉えどころがないと言うか、分かりづらいと言うか、、

そんなふうに僕も思っていたのですが、
先日読んだ星友啓さんが『全米トップ校が教える自己肯定感の育て方』で書いていた求めるべき自己肯定感の定義がシンプルですんなり納得できたのでこちらを紹介したいと思います。

自己肯定感って大事だとは思っているけど
なんとなく掴み所がなくてちょっと厄介だな〜
結局どうやって育めばいいの?って方はぜひ、一読してみてはいかがでしょう?

自己肯定感とは?


さて、「自己肯定感」と言われてみなさんはどのような資質や能力を創造しますか?
自分のことが好きな人?
くよくよ悩まない人?
ポジティブな人?
誇れるものがある人?
自分に価値があると思っている人?
ナルシスト?

色々な意見があると思います。
実際に自己肯定感を測るテストはいくつもあります。
しかしその結果を見ても、納得できたり、そうか?と思ったり

実は自己肯定感の定義ってすごく曖昧で
いくつかの異なる要素から成り立つものだとされています。
なので、的確にこれ!ということはやっぱりできないみたいなんです。

ネガティブからポジティブになろうとするのは間違い?

とはいえ、自己肯定感が高い人って総じてポジティブなイメージがあるし、
ネガティブ感情をなくすってのは一つの重要な要素なんじゃない?
と思う方も多いかもしれません。

でもネガティブでなくなることが本当に良いことかは怪しいところです。
そもそもネガティブな心の動きは危機管理や改善思考に大きな影響を与えます。
これは人間の進化の過程で必要に応じて得た思考法であり、それ自体が不要ということはないのです。

もしネガティブな面ばかりに目がいってしまったり、悲観的にばかり考えてしまうとしても、それが直接悪いというわけではないということです。

自己肯定感の2つのシンプルな定義


では、自己肯定感とはなんなのでしょうか?
星友啓さんは以下のように書いています。

 求めるべき自己肯定感は至ってシンプル。それは、現実の自分をありがたく思う気持ちです。
 この求めるべき自己肯定感の定義には2つの重要な心理学のコンセプトが組み合わされています。  それは「自己受容」(self-acceptance)と「自己価値」(self-worth)です。

全米トップ校が教える自己肯定感の育て方(朝日新書)

「自己受容」(self-acceptance)

まずは自己受容についてですが、
その言葉の通り、現在の自分をありのまま受け入れる力のことです。

上記のようにポジティブもネガティブも実は必要な心の動きだったりします。
自分のさまざまな性格、スキル、特徴をそのままに受け入れる力ができることが自己肯定感に必要な性質になります。

これがとても逆説的で面白いのですが、
ネガティブな心の動きや自分の劣等性をありのままに受け入れることができると、自分が変わり始めるんだそうです。

自己受容ができていれば、
それに伴ってストレスマネジメントトレーニングの効果が高くなったり、
病気や怪我の回復が早いという結果も見られているそうです。

自己受容と自身の変化には相関関係がありそうです。

逆にいつまでも自分を認めることができず、ありのままの自分を受け入れることができないと、
自身の変化に対して寛容になれず、
いつまでも自分の性質やスキルに変化が見られないことに繋がりかねないということです。

「自己価値」(self-worth)

お次は自己価値です。
ありのままの自分を受け入れるのが自己受容だったのに対し
自己価値とは
自分には価値があると理解すること、自分に価値を見出すことです。

こんなことを生徒の前でいうと
「ナルシストになれってこと!?無理なんだけど!」と言われそうです。笑

しかし、ナルシシズムと自己価値は実は全くの別物です。
ここでは簡単に説明しますが、
ナルシストとは他者との比較により優越感や承認を得たがる人のことで
自己価値は自分自身の物差しによって価値を見出します。

と言ってもまだまだ、自意識過剰感が拭えないかと思います。
星友啓さんは本書の中で「現実の自分をありがたく思う気持ち」が自己価値につながると書いています。

つまり、自分自身に感謝できるかどうか、
今の自分に「いいね👍」を送れるかどうかだと考えています。
客観的な自分の生活・行動・スキル・性格をインスタで見た時、
友達に送る感覚で「いいね👍」を押せるならそれで十分なのではないでしょうか?

まとめ


いかがでしょうか?
今日は、自己肯定感について星友啓さんの著書をもとに書かせていただきました。
自己肯定感がなぜ必要なのか、それは一重に幸せになるためだと考えています。

自分自身を卑下することなく、
無駄なプレッシャーを自分に押し付けることなく、
自分の人生を踊るように生きるために
「自分を受容すること」と「自分にありがとうと言えること」はとても重要なことだと改めて感じました。

それが大事なことはわかるけど、、
そんな簡単じゃないこともまた確かですよね。

星友啓さんの著書では、
どのように自己肯定感を育むか、その具体的な方法も書かれています。
もし興味のある方はぜひ一読してみてはいかがでしょう?

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