チャットルームの思い出
風邪をひいてしまって
企画会議に行けなくなったので
LINEでやらせてもらった。
最悪まとまらなかったら、
日を改めてやりましょう。
しかし、いざ始めてみたら
いつもより巻きで終わったので驚いた。
細かいニュアンスを伝えるのは難しいけど
大まかな話は整理して伝えられるし。
いま何の話をしてるのかわかりやすいから
脱線したらすぐに元に戻せる。
チャットで会話することの利点だと思う。
キーボードでチャットしていると
なんだか懐かしい気持ちになる。
この記憶はたぶん、中学の頃のだと思う。
中学校のパソコン室で、授業もそっちのけで
ずっとチャットルームにログインしてたあの頃。
テキストが並んだ、色の乏しいサイト。
カタカタと鳴る、ごついキーボード。
電磁波をカットする、謎の画面フィルター。
昨日のことのように覚えてるのに。
誰と何を話してたのか、全く思い出せない。
どこかの、誰かと、何かの話。
楽しかった気持ちだけ、今も心に残っている。
スクリーンセーバーをつけ忘れて
画面が焼きついたブラウン管みたいに。