ずるい考え方
ゼロから始めるラテラルシンキング入門
木村尚義氏 著。
ものごとを垂直に掘り下げるロジカルシンキングとは異なった考え方で、水平に、多面的に解決策を考えるのがラテラルシンキング。
本書では問題形式で頭を柔らかくする練習ができる。
印象に残った問題が、
「周りになにもないホテルがある。ホテル自体も特に魅力的なものは持ち合わせていない。さて、このホテルをどのように活かすか?」といったものだ。
私は、「なにもないのが好きな、なにも考えたくない人の癒しの場にする」と考えた。
正解として挙げられたのは、
「中毒者や依存症の人の更生施設として利用する」
というものだった。
まあ、あながち間違いではないのではないか。
このように、頭を柔らかくして、常識のルーツをたどっていくことで、表から見えない課題の解決策を導き出すことができるかもしれない。
会社の「常識を疑う」ということを忘れずに仕事をする。