「替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方」を読んで
今回は、国分峰樹氏の著書、「替えがきかない神座になるための専門性の身につけ方」を読んだので、紹介していきたいと思います。
内容
専門性とは何か
専門性=知識創造
情報社会である今、「知っている」ことは希少ではなくなっています。
調べればその内容の質は置いておいて、答えが出てきしまう世の中、「知っている」ということに価値はあまりなくなってきています。
そのため、
「これまでにない製品・サービスの概念やシステム、形態などを創造するの知」
がとても重要となっていきます。
すでに存在している知識から新しい知識を生成することが「専門性」なのかもしれません。
専門性とはインプットではなく、アウトプット
専門性は専門知識のインプットをすることではなく、
インプットしたものをアウトプットできるようになることです。
インプット→アウトプットの繰り返しで知識が積み重なり、さらに体系的に組み立てられることで「専門知識」になるとされています。
専門性を身につけるにはどうしたら良いか
専門性の見つけ方
自分らしい問いを立てる
”自分にしかできないことをやる”
自分の興味が湧く小さな特定の現象を探す
まずは、自分らしい問いを見つけることです。
「問いを立てる」という行為は自分にとって大切な問題は何か?を自問する行為です。
そしてその中から自分にしかできないこと、自分の興味が湧くことを探していきます。
何かを学ぶ時に”お金”などの外的動機づけでは、長い目を見て継続し探求することは難しいです。
”好き”、”興味がある”などの内的動機づけが重要であり、本人が努力と思っていないことが理想とされています。
そんな自分らしい、自分にしか思いつかない、自分だからできることを探すことが専門性の入り口になるかもしれません。
空白地帯を探す
すでにある知識の集合に対する距離がオリジナリティになります。
たくさんの文献を読み、知識を集め、その中から他者が手をつけていない空白地帯を探します。そこを見つけることができれば、その部分を深掘りすることでオリジナリティが生まれることでしょう。
空白地帯は想像している以上に狭く、小さい入り口になるかもしれません。
ただ、その狭い入り口こそが専門性になります。
入り口が狭くても、深掘りしていくことで、中が広がり、深みが増します。
専門性の理想は入り口狭く、中が深いことです。
そうすることが唯一無二の専門性にあります。
まとめ
専門性を発揮するには
「自分の好きな分野についての専門知識をインプットし、構造化できるまで理解した上で、まだ誰も触れていない空白地帯を見つけ掘り進めること」
が大切ということです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。