170cmを超えてない男に人権はないのか
*ちょっとだけ下品な内容が含まれています。これより下品ゾーンという注意書きは入れるのでそこまででも読んでもらえると嬉しいです。苦手な方はぜひお引き取り願います。男性の方はちょっとだけヒヤッとするかもしれません。
最近自分の身長が低いことがコンプレックスになってきている。
というのも今年の4月から筋トレ(意地でもダイエットとは言いたくない)を始めたのだが、ジムに通う人たちを見ると委縮してしまう。
なぜならみんな背が高いからだ。もちろん全員が全員高いわけではない。中には自分より低い人もいるが、大体は自分と同じぐらいか高い人が多い。
ちなみに私の身長は169cmだ。一番残念な身長。あともう少し、あとちょっと頑張れよという数字だ。
以前、友人と飲みに行ったときに「165も169も変わんねぇよ。」と言われ、「いや、四捨五入したら170だから」といったら「うわっ。でた。ダサっ。」って言われた。
170cmあるのとないのとでは気持ちの持ちようが違う。170cm超えてるだけで、なんか強そう。(幼稚的発想)
何といってもかっこいい。服をおしゃれに着れる。女子にモテる。そして一番は「筋肉が似合う」だ。
ジム内のタンクトップ姿でトレーニングをしている男性をみるとなぜか目で追ってしまう。決して変な意味ではない。シンプルに「かっけぇな」という眼差しだ。その中でもやはり身長が高い男性のほうが目を魅かれやすい。
男女の間でもたびたび論争される身長高いほうがいいか低いほうがいいか問題。結論からいうと、女性は身長が高い男性の方がいい、男性は身長が低い女性のほうがいいというのが日本のマジョリティとなっているようだ。
男性は女性に対し、守ってあげたくなるような可愛らしい感じを好む傾向にある。故に身長低い方が好きな人が多い気がする。
もちろん、背の高い女性も全然好きだ。バレーボール選手の古賀さんなんかめっちゃ身長高いのにバチくそに可愛い。
女性は自分を守ってくれるような、包容力のある男性を好む人が多い。そうすると必然的に身長が高くなければいけなくなる。身長の低い男性は土俵に立つことすら許されていないようだ。(圧倒的偏見)
中には身長が低いほうがいいという女性も存在する。彼女らの主張は、低いほうが可愛くていい、身長差を気にせずに服のコーディネートができる、威圧感がない、などなど様々な意見がある。
しかし、この世はやっぱり身長が高い男が強者となっている。恋愛ドラマや映画などを見ればそれは歴とした事実だ。ヒロインの恋愛相手はきまって高身長である。福士蒼汰、竹内涼真、城田優、東出昌大、鈴木亮平、小栗旬、斎藤工、松坂桃李、坂口健太郎、松田翔太、岡田将生、三浦翔平・・・
これ以上挙げたらきりがないのでこの辺にしておくが上記で挙げた俳優はそろいもそろって180越えだ。全員壁ドン・顎クイが似合いそうな人ばかりだ。
正直、あまりかっこよくない俳優さんでも身長が高いだけで謎のイケメン補正がかかるようだ。あえて名前は出さないでおくが「獣に慣れない私たち」というドラマにてガッキーの相手を務めた俳優さんは正直かっこいいとは思わない。が、世間的にはかっこいいのだろう。
女性の方にお聞きしたい。150cmの顔がバチバチにかっこいい男性と170cmのちょっとだけブサイクな男性、あなたならどちらを選びますか?と聞かれた際おそらくだが、170cmの男性を選ぶのだろう。データがないので完全な主観にはなるがそうだと思う。
身長が高ければ、、、何回も思った。最近ジムの鏡で写真を撮るようにしている。決してうぬぼれてるとかではなく体型の変化を記録するためだ。写真を見返すたびに、あぁ身長が高ければ筋肉がもっとかっこよく映るのになぁとか考える。やはり筋肉は身長があって初めて真のカッコよさを表現できるんだなと思った。
身長伸ばしたいなぁ。でももう成長期はとっくに終わってるし、もう無理だよなと不毛な思考をしている時に、フィリピンのとある通過儀礼を思い出した。
*これより下、下品ゾーン入ります
その通過儀礼は男性しか受けられないものになるのだが、今でもその映像を見るとちょっと血の気が引ける。
その通過儀礼は割礼手術「トゥリ」というものだ。
トゥリは今でもフィリピンで行われている習慣であり、少年が大人になる通過儀礼として10歳前後の時期に割礼(男性器の包皮を一部切除する術のこと)が行われており、これがtuli(トゥリ)と呼ばれている。術後は痛みが伴い、安静の必要があるためベストシーズンは学校が休みに入る3〜5月とされている。
フィリピンに住む私の従兄弟たちは漏れなく全員この通過儀礼を通過している。
母親や叔父曰く、トゥリをすることで身長が伸びると言っていた。実際にそんなデータがあるのかは分からないが、従兄弟みんなして身長が170後半なのでちょっと信じてる自分がいる。
中学一年生の時にフィリピンに行った際に、従兄弟のお父さんに、「トゥリしていきなよ。身長伸びるよ」と悪魔の囁きをされたことがある。ちょうど成長期に入る時だったので年齢的にも妥当な時期ではあった。
当時はトゥリというものがどういうものなのか分からなかったため、叔父に聞いたところ、昨年従兄弟がトゥリした映像があるとこれ見よがしにスマホを手に取り私に見せた。
想像を絶するものだった。施術自体はすぐ終わるのだが、その痛みは想像したくないほどグロテスクなものだろう。血だらけの従兄弟のオティンポスを見た私は流石に「やれないよ。こんなの。」と誘いを断った。
男性諸君は今一度自分のパンツの中身のオティンポスを凝視してほしい。大事な大事な息子が血だらけになってるのを想像してほしい。かなりグロテスクだろう。
施術について想像がつきにくいと思うので簡単な絵を描いてみた。
まず、男のシンボルであるオティンポスをまもる包皮に木の棒を入れる。
木の棒を入れることによりオティンポスの本尊である「カメさん」を奥に追いやる。そうすると包皮が余る状態になる。そして切り取り線のような赤い線の部分を髭剃りの刃でギィーッと切れ込みを入れていく。まるで火を通りやすくするために切れ込みを入れるウィンナーのごとく、、
当然のことながら、血はめちゃめちゃでる。映像に映る従兄弟は赤ちゃんの如く号泣していた。包皮を切り終わると、その包皮たちはパカっとめくれ、オティンポスの本尊である「カメさん」が常にコンニチハ状態になる。いわゆる「ズルムケ」というものだ。
これがトゥリと呼ばれるフィリピンの通過儀礼である。もちろん、これが正式なやり方ではない。お金のない人たちは自分たちでこれをやってしまうため、思わぬ事故が起こることもある。
身長は伸ばしたいけど、そんなオティンポスを日本の友達に見られたらいじめられると思い、私は高身長イケメンになる未来を捨て、友達にいじめられない未来を選んだのだった。
そもそもトゥリをしたからといって絶対身長が伸びる保証はないし、そもそも日本人の父が身長低いから遺伝的に伸びないだろうなという想いもあった。
常にカメさんがあらわになることによって刺激を受け、男性ホルモンを分泌し、成長していくのかなとか考えると確かに理にかなってるなとは思う。
でも、常にコンニチハしてることによって刺激に慣れすぎてしまいエッチした時大変なんじゃないかなとかあれこれ考えてしまう。
フィリピン人男性はみんなカメさんが常にコンニチハしている。カメさんを常にコンニチハさせるのはある意味男性の夢でもある。女性には分からない、男性だけのくだらない夢だ。
身長、、伸びないかな。
そんなことを考えながら今年の健康診断の結果を見ていた。