男女の記憶力の違い!男性の記憶力を良くする方法について
今回は、男女の記憶力の違いについてです。
「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が日本でも200万部の大ベストセラーにもなったように、男性と女性の違いは、少なからず関心が寄せられています。
Kindle unlimitedで今なら無料で読めます。興味ある方は、ぜひ読んで見てください。
男女の違いの一つとして、記憶力にも差があることはご存知ですか?
ちなみに男性、女性のどちらが記憶力に優れているでしょうか?
実は、女性の方が記憶力は高いです。
とくに空間的な記憶力に優れていることが分かっています。
本のタイトルにもなっている「地図が読めない女」とは、道を空間的に記憶しているから、地図を読む必要がないのかもしれません。
そんな空間的な記憶力は、ある方法を使うことで男性でも上げることができます。
今回は、男性が空間的な記憶力を上げる方法を紹介したいと思います。
道がなかなか覚えられない、モノを収納した場所を忘れることが多い男性は、ぜひ最後まで読んでみてください。
女性が記憶力で男性より優れている理由
女性ホルモンと記憶力について解説しておきます。
そこで、今回紹介する方法になります。
男性の空間的な記憶力を上げるには、「イソフラボン」が効果的です。
イソフラボンは、体内で女性ホルモンと同じ働きをします。
例えば、生理が止まってしまった女性です。閉経すると、女性ホルモンの分泌が低下します。
その結果、ホルモンバランスが崩れて、のぼせやほてり、イライラや不眠といった症状が出現する更年期障害になるのです。
そのため、一般的には女性が摂るべき栄養素として注目されていました。
脳の記憶をつかさどる部分に女性ホルモンが作用しているなら、男性がイソフラボンをとることで記憶力が改善するかもしれない。
そんな研究を行ったのが、2009年に南オーストラリア大学です。(1)
男性の記憶力は上がるのか?
研究は、30〜80歳の男性、40名を対象に行われました。男性らは6週間の間、2つのグループに分けられて、サプリメントを飲み続けるように指示されました。
片方のグループは、1日116mgのイソフラボンを含むサプリメントです。もう一方のグループは、食物繊維が入ったサプリメントです。
男性らは、記憶力を測定するさまざまな試験を受けてもらいました。
例えば、空間的な記憶力を測定するために、20枚のカードを用意しました。
この20枚には、それぞれドットが描かれています。ドットの位置は、カードによって違います。
ドットの位置が、全く同じ場所に書かれたカードが1枚ずつ用意されているため、全部で10組のペアが完成するはずです。
20枚のカードから、10組のペアを作る速さと正確性が空間的な記憶力を測定する指標になります。
イソフラボンを補充することでより速く、正確にドットの位置を記憶して、見分けられるようになったのです。
ちなみにイソフラボン 116mg とは、納豆4パック、豆腐 1.5 丁、豆乳3パック、味噌汁20杯分に相当します。
この量を毎日摂り続けるのは難しいですが、大豆製品を摂ることは、少なからず男性の記憶力の改善になるはずです。
毎日の食生活に大豆製品を取り入れてみてはいかがでしょうか?
本気で記憶力の改善を図りたい方は、サプリメントもオススメです。
リンクを貼っておくので、参考までにどうそ。
まとめ
それでは、また次回の記事もよろしくお願いします!
参考文献
(1)Thorp AA, Sinn N, Buckley JD, Coates AM, Howe PR. Soya isoflavone supplementation enhances spatial working memory in men. Br J Nutr. 2009 Nov;102(9):1348-54. doi: 10.1017/S0007114509990201. Epub 2009 Jun 1. PMID: 19480732.