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マニュアルレンズで気付く表現と時間
こんにちは、kazukame12の KAZU です。
最近、オールドレンズを買って、ゆっくりフォーカスを合わせていると、感じることがあります。
公園をお散歩するだけの写真でも、マニュアルフォーカスだと「良い撮影体験」が出来る。
これは、マニュアルフォーカスだから出来る撮影体験。
フォーカスを合わせながら写真を撮影するのは、別の感覚もあるな~と思い始めました。
オールドレンズだから撮れる世界もあるのかな?
なんて思います。
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ピント面を自由に動かせると
感性も自由に動かせるようになりますね。
これがもし…
オートフォーカスのレンズなら
前ボケにしている部分にピント面は合います。
その花も可愛かったのを覚えているので…
きっと…
それで満足して後ろの花に…
気付けなかったと思います。
この写真は
マニュアルフォーカスだから撮れた写真…
そんな風に言っても
良い1枚かも知れませんね。
これが…
マニュアルフォーカスとオートフォーカスの
人に与える影響の「心理的」な違いです。
もちろん、レンズその物の個性とは別の部分での変化…
撮影スタイルの変化からの「感覚的な切り取り」その違いが写真の考え方も違う感じがするように思うのです。
言葉にするなら…
「一瞬を切り取るのにかかった時間分の足跡と気づき」
そんな風に自分の写真との向き合い方が少しずつ変わる感覚で…
1枚の写真の厚みが増したように感じてしまいます。
ただ、写真1枚に…かかった時間の厚みなんて、表現しなければ他の人が見ても感じ無い部分なんですね。
逆に言えば、それを表現するなら、撒き餌レンズでも出来ることなのでイメージを写真にするか?…どうか?…
に、なりますね。
笑
「撮影体験」としては…
次から写真のイメージを構築するときに“自分の中の駆け引きのバリエーション”が多くなるように思います。
マニュアルフォーカスだと、オートフォーカスのような直感的では無くて…
「直感と論理的思考が同時進行している…」
こう言うと…なんとなく伝わるかな?
マニュアルフォーカスの不便さの中にある…
「写真らしい自由度」が高いので、不便さを感じない…不思議な感じです。
笑
ただ逆に、オールドレンズだから…
メリハリのない表現に、良くも悪くもなってしまう部分も、あると思います。
曖昧な部分を表現力に乗せると、“写真らしい空間の空気感を出せる!”ので、テクニックはいりますが良いとも言えます。
よくLEICAのレンズやFUJIFILMのレンズで撮られた写真なんかで、話してる人が言われていることが多いイメージで…
「ドライ、ウェット」でレンズを話す人も居ますね。
僕の今回の写真は、APS-CセンサーのZ50での撮影なので、収差の多い外側のウェットな部分は、クロップされて画角の外にあるように感じます。
こうなると…ドライなレンズに感じます。
笑
嬉しい環境の変化
マニュアルフォーカスしていると、話しかけてくれる人も居て、緩やかな時間の中で写真の話が出来てありがたかったです。
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そんなオールドレンズだから出来る繋がりみたいな物も、感じます。
ただ…
そんな風に、語ってしまうと…
カメラやレンズが「特別だ!」
みたいな… 「誤解」をしてしまいそうですね。
笑
あくまでも、カメラやレンズは「道具」です。
繋がりを感じる理由は…
単純なことです。
マニュアルフォーカスが遅いから、滞在時間が、長くなるので…
ただ、話しかけやすいのですね。
面白いけど、それだけです。
LEICAや、中華レンズのサードパーティー製品のように、“基本マニュアルフォーカス!”
そういった物を使うと、同じ体験をしていると思います。
オールドレンズだけが、特別なことは無いです。
笑
(描写や収差みたいなことを無視すれば、撮影体験に大きな差がないので、マニュアルフォーカスレンズを一つ…買える価格の物で持っていても、良いのかも知れませんね。)
命の繋がりを感じる紫陽花
去年の紫陽花のそばで、今年の紫陽花が咲いていました。
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今年咲いたばかりの紫陽花の色だけを重ねて
優しく包んでみました。
カメラやレンズが、特別なことは無いです。
もし、特別なことがあるなら…
それは「撮影者 = 人間」
つまり写真や、その環境を変えるのは、僕たちの行動の変化なんです。
(魔法のカメラやレンズがあるなら…別ですが…
笑)
もしも僕が… 「このレンズはね… 撮るだけで、“なんか良い”んだよね~」
なんて…
曖昧なことをロマンティックに語る…と、それは、良くないですね。
写真を撮ると言うことは、写真で表現をすることだと思います。
ロマンに逃げるのは、面白く無いかも知れません。
僕たちは…
その世界観を写真で伝えることが出来るのですから。
語るのは、写真見た人に任せれば良いのです。
見た人の心に留まるなら…
それが、一瞬でも! 気のせいでも! 笑
僕は、嬉しいです。
オートフォーカスだと実際…
街角スナップをオートフォーカスのレンズで撮影をしていると、シャッターを押す瞬間くらいしか止まらないので…
実際のところ…声をかけるタイミングは、無いと言えるでしょう。
例えば、撮影するとき…
気になったところに…
歩きながら近づいて行く道中、光の方向や構図はイメージしているので、撮影ポイントに立つ頃には、微調整とシャッターを押すだけになってるのが多いです。
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レンズキットでZ50を買ってすぐに
試し撮りに出たときの写真です。
(もちろん、マニュアルフォーカスでも、距離がわかれば、フォーカスリングを距離で合わせておけば、撮りたい場所まで歩いて、サッと撮れますが… 一般的には…しないかな?笑)
マニュアルフォーカスだと…
一回、一回、の撮影が遅いから、話しかけやすいのと、「 珍しいから… 」ってのも理由として考えられますね。
フォーカスリングをグリグリしているのですから…
何してるのだろー?と不思議なのかもね。
みんな、パッと撮れるスマートフォンに慣れていますから… 笑
僕自身が、話しかけていた側の人なので、よくわかります。
「あ、コイツいけんな!!」 笑
って感じで、話しかけて…
カメラの使い方のコツを聞いていました。
僕が、独学でカメラを使えるようになったのも、その出会いがよかったからだと思います。
今は…僕も、話しかけられますからね。
いえいえ!
逃げないようにしています。 笑
僕自身の経験もあって、独学でカメラを使う努力をしている人は、かなり居ます。
隙を見せる…
では、ないですが…笑
「悩みながら撮っている」そんな人がいるときは、ゆっくり撮影しています。
ゆっくりしていると…
「それ、どんな風に撮るのですか?」て、声をかけられます。
背面モニターで撮影をしていたら見えるので、それきっかけで質問されることが多いです。
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それだけの写真です。
最初は僕もスマホ写真からなので
前に葉っぱを入れると…
写真に葉が入るイメージしかありませんでした。
笑
カメラだと
こんな風に色だけ使ったりも
出来るんですよ。
もちろん僕に出来る範囲のことなら説明とコツは伝えます。
(そう思うと…あのときの僕に教えてくださった、先輩休日フォトグラファーさんも、そうだったかも知れませんね。感謝)
僕も昔は露出とか構図とか聞いてたな〜
って、カメラを始めた頃を思い出して…
笑
お声をかけてもらえると、純粋にありがたいですよね。
今、noteを書いているのも…
そんな感じで、僕自身が独学で写真を撮れるようになった中で、質問に答えてくださった人が居て、きっかけをもらった感謝の延長線なのかもしれないですね。
noteという場所も、ゆっくり読んでスキをする感じが、優しい繋がりに思えますね。
独学でカメラを勉強してたけど、孤独では無かったから、写真を楽しめたのだと思います。
写真を楽しむ人が増えたら良いな!
そんな思いも、ベースにあると思います。
オールドレンズで撮影していて、レンズ越しに見えた世界の中で一番の気付きは…
優しい人の笑顔と、穏やかな日常だったのかも知れませんね。
それでは、良い写真ライフを!