#韓流サードウェーブ @THE KNOT に行ってきた!
あろー! @kazuka2u です。
今年9月にはじめて韓国に行って、マーケのおもしろさと、純粋なお買い物の楽しさにがっつりハマってしまい、12月にも渡韓を予定しています。
もっと韓国マーケしりたいな〜!と思っていたタイミングで目に留まったのがこちらのイベント。
韓流サードウェーブー世界に通用する韓国流マーケティング戦略の最前線
今知りたいところ全部詰まってるやん〜〜!
有給とって聞きに来たあたり、どのくらい好きか察してもらえると思う。
イベントのハイライトはこちらのTwitter モーメントをご参照くださいませ。結構網羅的につぶやいたと思います。
noteでは私の渡韓で見たり聞いたりしたことや、補足情報を付け足しながらざっくりイベレポできればと思います。
イベントは3部構成でした。それぞれいくよ〜!
①ブランドセッション
登壇者
・増田智士さん TO NINE 代表取締役社長
・島崎卓也さん 日鉄住金物産株式会社遷移事業本部イノベーション推進室
ブランドセッションということで、ソウル近郊のエリアの特徴から、各エリアにあるお店と、そのポジショニングについてのお話が中心でした。
全体的に言えるのは、【店舗=ブランドイメージと拡散のためのもの】ということ。それぞれの店舗が特徴を持っていたり、拡散のための仕掛けを準備していました。店舗の空間デザインに留まらず、シェアという行動を意識した設計を行っていることが注目点でした。
②トレンドセッション
登壇者
・治田みずきさん モデル&プロデューサー
・最所あさみさん NewsPicks コミュニティマネージャー
・横瀬瞳さん lute株式会社 エディター&クリエイティブディレクター
トレンドセッションは、最所さんをモデレータに韓国文化に詳しいお二方のお話。
「Just now」の文化の話が詰まっていてすごく楽しいセッションでした。
・韓国コスメと世界
ここではDECIEMというメーカーについてちょっと触れさせてください。北米を席巻するDECIEMが唯一アジアに店舗を持つのが上記リンク先。コスメを選ぶときに、成分にまでこだわるリテラシーをもっているからこそ、こちらのブランドとの相性がいいんだろうな、とかとか。
・男性メイクの文化
男性向けの色付きコスメが少しずつリリースされている、という話に対してでてきた質問が、実際のところ男性メイクの文化はどのくらい浸透しているか、ということ。
みずきさん曰く、まだ街中で見るのはBBクリーム(化粧下地、お肌が綺麗に見えるよ!)を塗っているくらいのレベル感。私も現地の女子高生と仲良くなったときに、男性のメイクについてはどう思う?ということで聞いてみたのですが、彼女曰く「フェミニンすぎて、あまりいいとは思えないかな……」とのこと。女性側の肯定的な意見がもう少し増えてくると、もっと一般化してくるのかも。
・口コミ文化
高校生や女子大生が、オンラインで韓国コスメを買うときはまずここ、といっても問題ないくらい有名なのがQ100。7年ほど前に友人に聞いたときに「口コミ欄をよく見てから買え」と言われたのが記憶に残っています。今思えばこれは、韓国の口コミ文化を反映したものだったんですね〜。
韓国の口コミ文化は、コスメに留まらず下着であっても写真付きでレビューをアップするそう。何が良くて、何がイマイチだと感じたのか、そういった部分をとても詳しくみんなレビューするそうです。
Q100自体は今は日本語のレビューもかなり多く、海外店舗でも、どの店舗をどのくらい信用していいのかといった1つの指標になっています。
ebayによる買収が行われてから、随分偽物商品なども減って、治安が良くなってきています笑。並行輸入として試用することになりますが、国内で買うよりかなり安く手に入ること、国内のトレンドをいち早くキャッチアップしているマーケットであることから目が離せません。
去年HKTの指原莉乃ちゃんが総選挙1位になったときに、さしこすめ、をつぶやいていたのですが、翌日にはQ100にてさしこすめセットが乱立していました。若い子に何が流行っているかキャッチアップするにはすごくいいサイトだと思っています。
③ビジネスセッション
・鈴木ヒロユキさん 株式会社Coogee CEO
・五十嵐弘彦さん lute株式会社代表取締役社長
・角田貴広さん WWD JAPAN Contributor
・郭ジョンミンさん スタイルシェア海外担当チーム解説日本担当
・吉岡芳明さん 株式会社TO NINE取締役
最後のビジネスセッションは、本当にボリューミーで内容が濃厚!
角田さんと郭さんの最後の総括が全てを表していたように思います。
特にポジティブな野蛮さという表現はすごくハマっている気がします。角田さんがCHUUというブランドのカフェについて話してくださいました。本社移転した際に、空き地があったので会議室を造ろうとしてコンテンツチームが本気をだしたら、今くらいバズってしまったんだよね、とのこと。これもまた、チャンスを逃さないポジティブな野蛮さ、なのかもしれません。
最後に
今回参加して思ったのは、やはり卸の街「東大門」の存在は、韓国の小売においてとても重要な役割を担っていて、新興企業はベンチャーさながらの貪欲さでビジネスを行っているということ。
プロセスは綺麗である必要はなくて、最小の労力で製品のリリースに取り組む環境が大切なんだろうなぁ!
12月の渡韓でも、現地でお友達増やして、小売やトレンドをレポート出来ればと思うので、もし気になる方はフォローしてもらえると、ちょっとやる気が湧きます。
Noblesse Oblige! マーケの力でハッピーな生活を!