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ショックを受けているあなたに(もちろんわたしにも)
(※この投稿は、7/8にFBに投稿した内容を転載しています)
こんな日に何かを書こうか、書くまいか、
ニュースに触れて以来ずっと迷っていました。
何かを発信したくなる、職業アイデンティティを使いたくなる、
誰かの役に立ちたくなる、そのことを使って人と結びつきたくなる、
その心自体が、ショックを受けた心の「症状」であり、
活性している自分の神経も感じています。
今日のニュースに、日本中の神経という神経が活性しています。
傷つき興奮した神経は、いろいろな感情や思想や行動と結びつき発信され共有され連鎖されていきます。
また、興奮した神経をマネジしようと、身体は色々なことを試みます。ニュースを見るのがやめられなかったり、あるいは感覚を遮断したり、麻痺させるための行動(過食や飲酒など)や、もしかしたら震えたり、多動になったりすることもあるかも知れません。
それらはなんとか平衡状態を保とうとする身体の働きです。
いったん、すべての情報から離れて、
身体のための時間をとってあげることをおすすめします。
目を閉じて、身体をゆったりとさせ呼吸してあげましょう。
温かいものでも飲んで、ゆっくり休みましょう。
ここに一応、このような時に参考になりそうな記事のリンクをはっておきますが、今自分に余裕がないと気づかれた方は
ここで読むのをやめてまずはご自身にスペースをあげてくださいね。
その上で。
以下の記事には、社会的危機のときの子どもへの接し方などについて参考になる資料もリンクされています。
「銃撃事件にショックを受けているあなたに」
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/shinzo-abe-mental-care?fbclid=IwAR3i5ysUxCNvv-bYdmdgtmS112SahRXZxuqLxCr_wc3V83SNIqFLaYEq25Y
『今回の事件はある意味、私たちみんなにとっての喪失体験だと思います。集団トラウマや集団的な喪失でとも言えるでしょう。
こういうテロのようなことで人が亡くなったり、自殺で亡くなったりすると、その人の死を語る文脈がシンプルではなくなります。
かつ、時期的に選挙が絡んでくるので、ただ自分達にとってのシンボリックな存在が亡くなったというだけではなくて、スティグマの対象になったり、「民主主義へ挑戦だ!」となったり、「反社会勢力が!」とか、「安倍政権のやったことは!」などと、複雑なグリーフ(悲嘆)になりがちです。
ちゃんと、一人の人が撃たれて亡くなったのは悲しい、ということをシンプルな文脈で一度悲しむ。その時間をきちんと取ることが、スタートとして大事なことだと思います。』
活性の波は、しばらく社会に大きく広がると思います。
この記事には「シンプルに悲しむことから」とまとめられていますが、それすらもそれなりに自分にスペースがないとできないかも知れません。
圧倒されそうだと気づいたら、自分のための境界線を引いて、
まず呼吸を取り戻すことをしてあげましょう。
今こういう言葉を言うのははばかられる空気もありますが、
「大丈夫。わたしには、何も起きていない。」
と自分に声をかけてあげることも役立つかも知れません。
なんだかしんどいな、とか、
ただでさえしんどかったのにこれでなにかスイッチが押されてしまって
ちょっと自分が危ない感じだな、と思うときは
どうぞプロの力を借りてください。
誰にとっても、結構きつい一日でした。
悲しくてショックな事件があったからと言って、
あなたが、しあわせであったり、心地よかったり、
うれしいことを喜んだり、個人的なニーズを満たしたり、
満足したりすることを遠慮したりしなくていいのです。
身体の外で起きている荒波に、みんなと一緒に飛び込まなくてはいけないなんて、思わなくていいのです。
お疲れさまでした。
ゆっくり寝ましょうね。
おやすみなさい。
(記事のサムネが刺激になりそうだったので、
ちょっと呼吸を思い出せるような写真を貼りました)
▼7/29スタート。(アーカイブあり)
身体と人生の旅~身体性・ソマティック入門~
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オガサワラカズハ研究生活応援マガジン
ボディーワーカーをしつつ、尽きることのない人の「心と身体」への興味に突き動かされ、東北大学医学部大学院で「拡張した心」をテーマとする研究生…
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