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ブチ 第102話 「奪われた何か」
第七章
夏篇
ブチ(オス 雑種犬)と片田舎に住む少女(かずちゃん)の物語。
ブチの物語は、Twitterへの何気ない呟きからスタートしました。一回の文章がTwitterの制限文字数内になっているのはその名残りです。
このnoteにて、ブチの物語を改めて紡ぎ直しをしております。初めてブチの物語を読む方は、私のnoteマガジン「ブチ」「ブチseason2」「ブチseason3」も合わせてご覧下さいませ^ ^
最近お散歩をしていると、どこからともなく良い香りが漂ってきます。その香りの正体は金木犀のお花でした。この時期限定の香り、とても好きな香りです。ネットで金木犀について調べていたら、金木犀のお花の香りには、食欲を抑える効果があるんだとか。金木犀の香りのフレグランスが欲しくなってしまった^ ^
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もー烈な喉の渇きを癒すため
私は自動販売機でスポーツドリンクを買う事にした
スポーツドリンクは、運動などで汗をかいて奪われた〈何か〉を補ってくれるらしい
その〈何か〉が補われると、心まで潤うらしい
私は、なけなしの100円玉を自動販売機に投入し、青い缶のボタンを押した
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