“広げる”から“深掘る”へ。選択肢は多ければ良いとは限らない 〜2021〜
抱負というものは、産まれて間もなくの頃はチヤホヤしてもらえるが、半年も経たないうちに漏れなく無用の長物と化す。
そうとは分かっていても新年明けたてホヤホヤのうちは抱負を発したがるのが我々社会人の悲しき性である。
ということで2021年の抱負を発したいと思います。
仕事|一つの分野を掘り下げる
これまでどちらかというと広く浅くのスタンスで仕事をこなしてきた。
フリーランスという特性上、ひとりであっちもこっちもやる必要があったからだ。
そんなスタンスとは2020年と共にグッバイしようと思う。
と言うのも、「アレもコレもそこそこ出来るけど、決してベストプレーヤーではない」という現実に、言いようのない悲しみと無力感を感じるからだ。
これは、寿司で言うとハマチだ。
別にウマいけど決して一番ではない。
回転寿司でハマチばっかり食ってる子どもを見たことがない。
子「ハマチ、ハマチ~!」
親「ハマチばっかりじゃなくてサーモンも食べなさい!」
こんな会話が繰り広げられているシーンに、いまだかつて出くわしたことがない。
どちらかと言うと子どもたちはサーモンを求める。
彼らにとって「一番」おいしいからだ。
子どもに一番愛されるサーモンが、子どもを一番幸せにできる。
サーモンになれば、見える景色も違ってくる。
ハマチには決して見えない世界が、サーモンには見える。
2021年。俺はサーモンになりたい。
人|既存の知人や身近な人たちを大切に
2020年も例によって「人脈」という、発する人によっては胡散臭さがぬぐい切れないこのミエナイチカラを求めた。
結果、特に得たものはなく、ミエナイチカラはB’zのお二方か、もしくは地獄先生ぬ〜べ〜くらいしか駆使できないことを痛感した。
曖昧な人脈を求めるより、既に周りにいる人を大事にしようと思った。
あと家族。
家族の大切さに、ステイホーム期間に改めて気づいた。
家庭の運営もうまくできないのに、会社が経営出来るとは俺には思えない。
家庭は、会社経営のようにギリギリchopを攻めるのではなく、イチブトゼンブを大切にし、そして輝くウルトラソウル!ハァイ!!みたいなノリでいこうと思う。
その前にまずはB’zをちゃんと聴こう。
場|東京の魅力を再発掘
GoToも使えなくなって遠出はできないので、近場を攻めようか思う。
「灯台下暗し」と言うが、俺は足元をきちんと照らすタイプの灯台なので、「灯台下、どっちかっちゅうと明るし」の方だ。
ただ年齢を重ねるにつれて趣味嗜好も変わってくるので、新たな魅力を発見したいと思っている。
去年まではおっぱいだったけど、今年からはケツ、みたいな感覚だ。
世界では「メガシティ」と評される東京だが、ケツと一緒でそのデカさだけに気を取られてはいけない。
「メガ」の中に潜む未だ見ぬ神社仏閣や、美術館をはじめとするアートスポットなど、是非「ディティール」というものに注目したい。ケツと一緒で。
自分|Don't think. Feel.
「燃えよドラゴン」でリーさんが言ってるこのセリフ。
「アイドリング!!!」ってアイドルが歌っているらしい「Don't think. Feel !!!」の方ではない。
「Feel !!!」とテンション高め、かつ押しつけがましく言う方ではなく、「Feel.」って感じで諭すようなニュアンスの方だ。
和訳でも「考えるな。感じろ。」であり、決して「感じろ!!!」ではない。
そのようにプレッシャーをかけられると、下手すりゃインポになる恐れすらある。
燃えよドラゴンの他にも、「マトリックス」でこんなセリフがある。
「don't think you are, know you are.(考えるんじゃない、知るんだ。)」
前後の文脈的には「速く動こうと思うな。“速い”と知るんだ。」みたいなセリフだ。
要は、両者共通して「考えるな」ということ。
これを機に「考えること」を放棄したいと思う。
自分について考えるのではなく、もっと自分を知ろう。
まとめ
全てを通して言えるテーマはタイトルの通り、「広げるから深掘るへ」だ。
これまでに広げてきた平面的な視界から、今後は深堀ることによって三次元的な視界に発展させていきたい。
2020年、俺の持ってた株はとんでもないことになった。ぜんぶコロナのせいだ。
2021年はまさに超マイナスからの再スタートだ。旅の相棒はキングボンビー。
「楽して稼ごう」っていう不純な気持ちはキングボンビーと共に闇に葬って、今年からはアイドルのように純粋にお仕事に臨みたいと思う。
Don't think. Feel !!!
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