質問には簡潔に答えよう
質問の回答がやたら長い奴がいる。
質問はシンプルなのに、その回答が真っ先に来ない。
グダグダと前置きを並べ、挙句の果てにそもそもの質問に答えないという結末すらある。
質問者の意図を汲んで、的確な回答をスムーズに返せる人の印象はすこぶる良い。
ビジネスシーンを想像して欲しい。
セールス担当者、問い合わせセンターの窓口、はたまた打ち合わせ相手。
こちらが質問した際に、簡潔明瞭な返答がくると「こやつ、出来るな」という印象を抱くことも多々あろう。
逆に、回答が的外れだと「こいつ、アカンわ」のレッテルが貼られる。
最大の問題は、コミュニケーションにストレスが生じることだ。
以下、質問者にストレスを与えうるパターンをリストアップしてみた。
1. 聞いてもいない内容が返ってくる
2. 答えながら考えている
3. 話してるうちに質問を忘れちゃう
4. 質問を質問で返す
5. 質問を理解していない
6. 質問を聞いてない
7. どうでもいい自分ストーリーを絡めてくる
これらのパターンを、ひとつひとつ、豪華にもイラスト付きで考察しようと思う。
例えば、こんな質問があったとしよう。
言わずと知れた人気店、ラーメン二郎でのワンシーンだ。
この質問に対する答えはイエス or ノーであるべきである。
先に挙げたパターンだとどうなるか、具体例と共に見ていこう。
1. 聞いてもいない内容が返ってくる
これは、萎える。
会話がキャッチボールだったら、質問者が球を投げてから、返球が来ると想定しうる適所にグローブを構え待っていたところ、予想外の位置から球が襲いかかるような展開だ。
まるで瞬間移動かめはめ波だ。
客に迎合しないラーメン二郎では、金輪際の冷遇は確定だろう。
2. 答えながら考えている
このパターンは意外と多い。
仕事で、用件を整理せず電話をかけてきては、話しながら考えてる奴と同種族だ。
というかお前、事前に回答を考えておけよ。ってなる。
前のお客さんもその前のお客さんも同じ質問をされていただろ。
ドラクエの町人のように、セリフは毎回必ず同じで「ニンニク、入れますか?」なんだから「はい」か「いいえ」を用意しておけよと。
お前にだけいきなり「どうじゃ?わしの味方になるか?」は来ないだろと。
3. 話してるうちに質問を忘れちゃう
腹立つやつ。
至極無益な発言に付き合わされた挙句、肝心要の回答は闇の中。
お前この時間なんだったんだと、二郎の店長が仮に本業が神父でも、その憤怒を鎮静化することはできないだろう。
4. 質問を質問で返す
こういう奴は結構いる。いや、二郎にはいないだろうが。
質問を質問で返してくるのだ。
N極にはS極、電池のプラスにはマイナス、林家ペーにはパー子といった事項と同様、「質問」には「回答」である。
その宇宙の摂理に逆らう反逆行為だ。
「愛」には「愛」で感じ合うチャゲアスに近い。そうじゃなくただ SAY, YES.
5. 質問を理解していない
わかれ。
6. 質問を聞いてない
聞け。
7. どうでもいい自分ストーリーを絡めてくる
そこまでは聞いてない。
あとがき
「質問力」もさることながら、「回答力」を身につけよう。
回答力はコミュニケーションを円滑にする。
特に、ビジネスパーソンには必須のスキルだ。
新入社員研修でも、挨拶の角度とかやってる暇があったら、ラーメン二郎に通って回答力を鍛えた方が良い。
また、本文とは全然関係ないけど、noteの文章は左から右へ読んでいても、突然現れたマンガ風のコマは右のセリフを先に読んでいることに驚き。
どうやらマンガの読み方は、我々のDNAに深く刻まれているようだ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?