なぜ僕たちはオバサンのパンチラを見てしまうのか
オバサンでもミニスカ履いてる人ってたまにいますよね。たまにと言うか結構いますよね。
この点に注目したマイナビウーマンが行った調査の結果によると、「いくつまでミニスカは許されるか」の男性の思う線引きとしては「30歳」というのが1位で23.5%、「いくつでも」というのが2位で20.6%だったと言う。
恐らくこの2位には「どうでもいいです」という心情も含まれているのだろう。
この記事のタイトルの回答として、俺の結論から言おう。
それは「習慣だから」だ。
オバサンだろうがお姉さんだろうが、俺たちオスは習慣としてパンチラにセンサーが反応し、結果、見る。
ミニスカ制限1位の30歳をとっくのとうに過ぎているオバサンだろうが、見る。
今回はこの「習慣」というものについて書きます。
習慣は超強力
「習慣」というのは恐ろしいものだ。
我々が「何も考えずに」行う行為である。人は行動を起こす際に「判断」というステップを踏むが、こと習慣に関してはそのステップを取っ払ってしまう。
しかも、習慣は一度根付くとなかなか消えない。
意識的に変化を起こしたり、何か明確な理由がなければ習慣は変わらずにそこに在り続ける。
この強力な「習慣」というものを商売に活かせないか。
その点に関して、羽田が生んだ稀代のマーケターの俺が考察してみた。
習慣と購買行動
習慣の一例として、オバサンのパンチラを見るという愚行を古典的な購買行動モデル(顧客が購入に至るまでの行動の変化過程)の「AIDA」に沿って考えてみよう。
AIDAとは、
1. Attention(認知)
2. Interest(興味)
3. Desire(欲求)
4. Action(行動)
の頭文字を取ったものである。
このモデルに当てはめると、『1. Attention=パンチラセンサーが反応』から一気に『4. Action=見る!!』に直結していることがお分かりであろう。
興味深い点は『2. Interest=何色だろう』『3. Desire=見たい…。』をすっ飛ばしている点だ。
この「習慣」による結果を購買行動モデルに表すとすれば『AA』。認知からアクションまでがゼロ距離の最短かつ最強のモデルなのだ。
つまり、習慣化ができれば販促においてこれほど強力なものはない。
習慣化するには
肝心なのは、どう習慣化するか。人様の習慣にどう入り込むかだ。
キーワードになるのは、「頻度」と「手軽さ」。
頻度が多く、また定期的な繰り返しの方が良く、行為行動のハードルはできる限り低い方が良い。
頻度に関しては、定期的にアップデートするコンテンツを用意する。
例えば、コンビニであれば「週刊誌」は週一でアップデートされるコンテンツの一つ。週刊誌目当ての客が週一で来店するキッカケとなる。
さらに週一から「日に一回」に来店頻度(接触頻度)を上げる観点から、飲料水や軽食のラインナップを充実させる。
接触頻度は多いに越したことはないが、定期的という点に注目することで、顧客のタイムスケジュールにうまく入ることができるだろう。
手軽さに関しては、コンビニで言えば「近所にある」だろう。デジタルで言うと、「簡単にアクセスできる」がこれに当たる。
価格は「安い」方がハードルは低いが、必ずしも「安い」だけが習慣化に貢献するわけではない。
より重要なのは「固定価格」であることだ。価格が固定であれば、価格による判断が都度発生しない。考える必要がない。
習慣化とはつまり、「決断する」という工程を排除することなのだ。
まとめ
俺たちが、オバサンだろうが隙あらばパンチラを見てしまうという愚行は習慣によるもの。
習慣となると、人は検討する間もなく行動を起こす。つまり、認知から行動までが直結し、これをビジネスに活かすことができればこの上ない武器となる。
習慣化のためには、頻度と手軽さに注目する。さらにどちらも「定期的」や「固定価格」で『いつもと同じ』とすることでより習慣化されやすい。
オバサンのパンチラを見ると言う行動を、厳密に購買行動モデル風に表すと「AAR」である。「AA」は前述の通りだか「R」とはなんでしょう。
そう、『Regret=後悔』だ。
オバサンのパンテーを見た後、冷静になり賢者モードに突入した俺たちに訪れる避け難い心情だ。
当たり前だけど、商売でこれはやってはいけない。
アクションの後に用意すべきものとして、健全なビジネスパーソンの皆さんは『Satisfaction=満足』を心がけよう。
参考記事
決して下ネタでなくまじめな論文です。
http://drugstore-kenkyukai.co.jp/new-report/1606-img/1606.pdf
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