鈴木 一央(Kazuhiro Suzuki)

外資系MCN企業のパートナーをしています。また、andAsia株式会社のCo-Founderとして事業開発を担当しています。日本とアジア諸国との共創社会を目指して、日々格闘しています。旅と焼肉が好き。

鈴木 一央(Kazuhiro Suzuki)

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  • 旅で感じたこと

    海外を放浪したときに感じたことの備忘録。こんな旅行もあるんだなぁと感じていただければ幸いです。

  • Life

    日々自分が感じたこと、感じてきたこと、体験記などなど、徒然なるままに記載した内容です。

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#2 ラオス、トラブル、そして若い僧侶との出会い

トラブルと出会いある晴れた暑い日、僕はラオスの山中で途方に暮れていた。 ラオスの首都ビエンチャンからルアンパバーンに向かうバスが壊れ、僕を含む乗客が放り出されたわけです。 GPSを見るとちょうど中間地点くらい、有名観光地のバンビエンを超えて山を登ろうとしていたところで、歩くには難しい距離でした。 お金のある観光客は通りがかる車やバスを$80から$100くらいでヒッチして向かっていたが、僕みたいな貧乏金なし旅行者と現地の人たちだけが取り残されていました。 バスドライバーに「バ

    • #13 ミャンマー、マンダレー、失われた古代都市を追う

      とある麗らかな春の日。 久しぶりに丸一日の休みが取れた僕は、 国立国会図書館で古い文献を読み漁っていた。 ”東南アジア史”の棚にあるビルマ関連の文献。 僕が追っていたのは、とある人物だった。 ミャンマー最後の国王皆さんはミャンマー最後の国王をご存じでしょうか? それは彼、ティーボー王です。 厳密にいうと、イギリス統治下になる前、コンバウン王朝(1752-1886)の最後の国王です。 ビルマは三次に渡るイギリスとの戦争に敗れ、1886年に英領インド帝国に併合されました。 最

      • #12 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(2/2)

        皆さん、こんにちは。 この記事は、”これからMBAを検討する方"に向けて少しでも参考になればと思って、実体験を元に書き留めました。 「MBAに行きたいけど、実際どうなの?」 「国内と海外MBAどっちがいいの?」 「そもそもMBAって価値あるの?」などなど 何かしらのTipsが得られれば幸いです! よろしければ、入学準備~入学までを記載した#11もお読みくださいませ。 海外MBAに交換留学早稲田ビジネススクール(以下、WBS)に入学して半年。 そろそろ来年の交換留学先を決める

        • #11 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(1/2)

          皆さん、こんにちは。 この記事は、”これからMBAを検討する方"に向けて少しでも参考になればと思って、実体験を元に書き留めました。 「MBAに行きたいけど、実際どうなの?」 「国内と海外MBAどっちがいいの?」 「そもそもMBAって価値あるの?」などなど 何かしらのTipsが得られれば幸いです! 僕がMBAを目指したきっかけ僕がMBAを目指したきっかけは、ずばり「知的好奇心を満たすこと」と「視座を上げること」でした。 新卒で入社した会社で4年目の春、僕は社内研修でアメリカに

        • 固定された記事

        #2 ラオス、トラブル、そして若い僧侶との出会い

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          10本
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          3本

        記事

          #10 タイ、チェンマイ、日韓カルテットの旅

          『俺さ、韓国に帰ったら探そうと思うんだ』 タイの北部の街、チェンマイのナイトマーケット。 家族連れやカップルで賑わう中、シンハービールを片手に彼はそうつぶやいた。 男二人でいるには、たいそう場違いではあるが、僕たちは気にしてなかった。 「でもさ、あてはあるの?」 僕は、アドバイスもできない状況に歯がゆさを感じながら、そう問いかけた。 『わからない。でもやらなきゃ後悔しそうな気がする』 彼は、そうつぶやきながら、美しい女性が映った写真を握りしめていた。 ラオスからタイへ、

          #10 タイ、チェンマイ、日韓カルテットの旅

          #9 マレーシア、世界遺産ペナン島、マレー鉄道の旅

          僕は、マレーシアの首都クアラルンプールのリトルインディアで、無気力になっていた。 遡ること5日前。 韓国ソウルで、企業訪問等のお堅い用事を済ませた僕は、 仁川国際空港で電光掲示板とにらめっこしていた。 論文やらレポートやらを片付け、どうしても自由になりたかった僕は、 ソウルでの大切な用事を済ませた後、 いてもたってもいられず仁川国際空港まで来てしまったわけだ。 どこでもいいから旅がしたい。 トラベルホリックの禁断症状が出ていた僕は、航空券検索サイトで、 すぐに出発出来て

          #9 マレーシア、世界遺産ペナン島、マレー鉄道の旅

          #8 ラオス、バイク旅、徒然なるままに

          バンコクのスクンビット。 僕は、白人が集まるバービアで、シンハービールを片手に アメリカンフットボールの試合を観戦していた。 BTSナナ駅からアソーク駅周辺は、日本人をはじめ外国人旅行者が集まってきます。 白人が集まるバーならアメフトも観れるだろう。と踏んだ僕は、まんまとベストポジションをゲットし観戦し始めました。 今日の目玉であるアメフトの決勝戦スーパーボウルは、 ほぼ試合が決まってしまい、残り20分近くを残しながらも 観客のほとんどはもう試合を見ていない状況でした。

          #8 ラオス、バイク旅、徒然なるままに

          #7 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(2/2)

          (こちらは2/2になります。よろしければ先に1/2をお読みください) シットウェに滞在中の僕は、次はどこの街に行こうか迷っていました。 僕の滞在していたホテルの受付の女性は英語が堪能で、バイクの手配や街の見どころなど親身になってくれてました。 「次はどこの街に行こうか迷ってるんです」 僕は携帯をいじりながら時間をつぶしていた彼女に話しかけた。 『うーん、そうですね。。とりあえず、北部は危ないからそれ以外ならいいと思うけど...』 シットウェにいると連日Facebook

          #7 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(2/2)

          #6 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(1/2)

          次はどこに行こうか。僕は次の旅行のプランを考えていた。 コンサルタントとして働いていた僕は、突如取れることになった2週間以上の休みをどのように過ごそうか頭を悩ませていた。 社会人になって、そんな長期休みが取れるとは思ってもいなかった。 アメリカでアメフト観戦なんかもいいなぁと考えていると、 一つの記事が目に飛び込んできた。 『ロヒンギャ難民問題』 何気なしに場所を調べてみると、ミャンマーのラカイン州だった。 ふつふつと興味がわいてきた僕はいろいろと下準備を始めた。 崇高な

          #6 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(1/2)

          #5 タイ、バンコクの路地裏、人生の交差点

          タイの首都バンコク。 人口800万人以上を抱える東南アジア有数の都市。 僕はバンコクに行ったときに、必ず顔を出す屋台がある。 まるでタイという国の縮図のような、特殊な人たちが集まるこの屋台では、 いろいろな人間模様を垣間見ることができる。 カオサン通りから新天地へ今から10年近く前、僕は今日の宿を探し、バンコクの街を歩いていました。 当時のバックパッカーの聖地といえばカオサン通り。 欧米人をはじめ、世界中のバックパッカーが根城にしていました。 多くの旅人がカオサン通りを拠点

          #5 タイ、バンコクの路地裏、人生の交差点

          #4 ミャンマー、シャン州、少数民族への探訪

          ヤンゴンのダウンタウン。 チャイナタウンの中にある小さな旅行会社で、 僕はお茶をすすっていた。 ヤンゴンに滞在して早数日。 そろそろ他の街に移動しようかなぁと考えていましたが、行先を決めかねているところでした。 ちょうど滞在しているホテルの隣に小さな旅行会社がありました。 中に入ると若い女性と中年の男性。 行先に迷っている旨を伝えると、『座ってー』と促され、お茶を出されました。 眼鏡をかけた小太りな中年の男性が僕の体面に座ると、 『どっから来たんだい?』 日本からです。と

          #4 ミャンマー、シャン州、少数民族への探訪

          #3 カンボジア、沈没の日々、流れ流れて

          『おい、ジャパニーズ!起きろ』 乱暴な声と焦ったような叫び声で僕は目を覚まし、ワゴンの外に出た。 「もう着いたのかな」なんて思いながら辺りを見渡してみると、 街道の真ん中にポツンと1軒だけある掘っ立て小屋の前に止まっていた。 頭の中が ”?” マークでいっぱいの僕に中国系アメリカ人の彼が笑顔でこう言った。 『Broken』 「・・・は?」 カンボジア沈没の日々バックパッカーをしていると、よく耳にする言葉があります。 ”沈没”という言葉。 意味は”一つの街、国に長期で滞

          #3 カンボジア、沈没の日々、流れ流れて

          #1 カメラと私、そして出会い

          写真家とは「光と時間の魔術師」。 前職で所属していたカメラサークルのメンバーが表現した言葉です。 聞いたとき「うわ、その表現かっこいいな!」と思いました(笑) 写真はその一瞬を切り取り後世に残せる、人によってはかけがえのない、もしくは忌み嫌うような思い出まで焼き付けることができます。 写真を撮り始めたのは高校生の時。 気になる子が写真部だったという不純な動機でした(笑) 家にあった母のお下がりの超重い一眼レフ。 マニュアルしかないこのカメラを片手に何気ない日常を取っていまし

          #1 カメラと私、そして出会い