見出し画像

vol.7_フィンランド旅行記③街歩きと美味しいものの日

これまでの旅行記

  1. オーロラハントについて事前に知っておきたいことと、私が行ったオーロラハントについて

  2. フィンランド旅行について事前に知っておきたかったこと

  3. フィンランドの交通事情

  4. 旅行記①出国編

  5. 旅行記②ロヴァニエミDay1 街歩きとオーロラハント

  6. 旅行記②ロヴァニエミDay2 街歩きと犬ぞり

  7. 旅行記③ロヴァニエミDay3 街歩きと美味しいものの日←今回はこれ

  8. 旅行記④ロヴァニエミDay3.5 サンタクロースエクスプレス

  9. 旅行記⑤ヘルシンキ、買い物編 (iittala / marimekko / 聖堂 / ミシュラン獲得レストランなど)

  10. 旅行記⑥ちょっとそこまで、エストニア

  11. 旅行記⑦外せないサウナと帰国

  12. Appendix、収支報告

  13. Appendix、北欧旅行を乗りこなす必須アイテム


フィンランドのホテルで荷物を置かせてもらう

残念ながら2日連続ではオーロラを見ることはできずに、ロヴァニエミ滞在最終日を迎えた。最終日はいよいよ何もやることがなく、苦し紛れのスケジュールとなった。

本日のメインイベントはロヴァニエミに数少ないトナカイ肉が食べられるレストランでのディナー。初日のサンタクロースヴィレッジに行った時から感じていたが、毛皮に肉、移動手段としても活躍するトナカイは北極圏近辺において、さぞ心強い存在なのだなと思う。

日中はとにかく街中のお散歩。本日も朝ごはんをたっぷり食べて元気をチャージ。朝イチでチェックアウトをした後、荷物を置かせてもらう。実は初日にも荷物を置かせてもらえるようにお願いしたのだが、その際にキャリーバッグの数字を使ったロックが開かなくなってプチパニックになったのもここまでくるといい思い出。ほぼ1,000桁近いパターンを試すことになるとは本当に思わなかった。。。

過去このようにして半日や1日、ホテルに荷物を置かせてもらうことはあったのだが、フランスやスペイン、イタリア、アメリカでは荷物を預かってコンシェルジュの方がバックに荷物を持っていくというオペレーションだった。しかしフィンランド、自分で倉庫スペースに荷物を置きにいくのだ。ロヴァニエミのホテルにおいてはそこの部屋に入れておいて!と言われ倉庫を開けると、中には他のお客さんの荷物もおいてあり、ちょっと驚いてしまった。これは単に治安が良い、ということなのだろうか?身軽になった状態で、早速街歩きへ。

目的地、ロヴァニエミ大学

有名な観光スポットは2日目に周ってしまったので、この日はロヴァニエミ大学の方まで歩いていくことに。一面とにかく雪景色。随分見慣れてきた真っ白な景色をずんずんと歩いていく。街中の道は大抵砂利道で、人が歩く場所については多少雪かきがしてあったり、砂を撒いてあったりしたため、あまり滑るなどということはなかったのだが、ちょっと中心部を外れると砂利の上にもたっぷり雪が積もり、場所によっては遠巻きに見てもアイスバーンが見て取れて、歩くにも緊張感が漂う。

道中高台に登ったタイミングがあったのだが、上から見下ろしたところにマクドナルドがあった。観光雑誌やGoogleに書いてあった最北端のマクドナルドは運営していなかったが、もしかするとあれこそが世界最北端にあるマクドナルドなのだろうか。マクドナルドに行くのであれば、かなり大きな幹線道路を渡る必要があったのでマクドナルドを横目に歩を進める。

いっそう雪の残り方が険しい道にはいったところ、自分たちの前を犬と一緒に歩いていた人がGoogleマップ上に表示されていない道を歩き出した。目的地の大学までは前の人が歩いている道の方が近そうである。雪はいっそう深くなっているものの、最短なのであれば、とそちらに踏み出した。どうも調べるに、ここはすっかり凍った湖の上らしい!一面だだっ広い広場だなぁと思ったらそういうことだったのか!
彼らだけではなく、色々な人が雪道を歩いているのであろう。湖の上に積もった真っ新な雪上には、人が作ったであろう獣道が真っ直ぐ一本。犬と飼い主は軽快に歩いていく。獣道は人々の靴裏の土や、後は雪がすっかりこそげてしまい、厚く凍った氷らしき姿が見える。氷はもちろん踏めば滑る。そおっと滑りそうな場所を避けて歩いていく。雪道を歩き慣れない我々は次第に汗をかきながらも、10分ほどでこの湖を渡り終えた。

奥に林が見える

湖を渡り終えると、閑静なエリアだった。アパートや寮と思わしき建物が並んでいた。人の姿はほとんど見られない。こんな寒い日にはなかなか散歩、なんて概念もないのだろうか?もしくはシンプルに人が少ないから誰にも会わないのだろうか?
湖を渡り切ると、大学までもう少し。寮の並びを抜けると、並ぶ建物の高さも低くなり、開けた場所に出てきた。目的地のロヴァニエミ大学だ。が、懸念していた通り、今日は休日。一切の出入り口に施錠してあり到底入れるような状況ではなかった。駐車場にも全く車が停められていなかったあたり、教授、研究職のメンバーを含め完璧に休みになっているようだった。

雪かきはちゃんと行われているあたり、この日がたまたま休みだっただけな気がする。ロヴァニエミの大自然を味わいつつ、今度はここからさらに街中へ戻っていくことに。

帰りはまた別の湖畔を通りながら、街の中心部へ戻っていくことに。先ほど氷の上を歩いた湖よりもサイズが大きかったのだが、冬のアクティビティとしてポピュラーなのだろうか?氷上スキー?をしている人々や、スケートをしている人、氷に穴を開けた魚釣りをしている人などがいた。雪国ならではの光景だった。

トナカイチャレンジ🍖

物騒な話で申し訳ないのだが、あのモフッとしたトナカイさん、なんと現地ではポピュラーな食べ物のようで、ロヴァニエミを離れる前にレストランに訪れることにした。お店は予約できなかったため、ちょっと早めの17:00ごろに訪問。我々2名が入ったところでお店は満席。この後の時間にも続々と人は来ていたものの、断られ続けていた。
ロヴァニエミはとにかくお店の数も少ないので、ハイシーズンに行く人はこの辺りの時間調整もポイントの1つかもしれない。

ROKAというお店に行ったのだが、ここでの夜ご飯では2つ食べようと決めていたものがある。トナカイのステーキと、サーモンのシチューだ。
まずはトナカイのステーキ。味はかなり牛に近い。ジューシーで味もしっかりしていて、ミネラル感と肉肉しさもバッチリだ。気持ち牛よりもちょっとだけさっぱりした味だろうか?一方牛肉は柔らかいと脂質が多く大人の胃にはちょっとダメージが来てしまうところだが、一方柔らかいにもかかわらず脂質が少ないのがトナカイ肉の特徴だと思う。正直2皿でも平気で食べれる気がする。過去食べた肉の中でもかなり美味しかった。ソースはおそらく赤ワインベース。お肉はもちろん美味しいが、ソースとの相性、さらにマッシュポテトとの相性も本当に良い!これはぜひ食べてみてほしい!赤ワインとの相性も良かった。ワインは重いものよりも多少軽めの方がいいかもしれない。

トナカイのステーキ

合わせて頼んだのがこちらのスープ。なんでスープのサーモンなのにこんなにジューシーなの???この日のランチでもサーモンのサラダを食べたのだが、その時の焼サーモンも非常に美味しかった。これが北欧サーモンのパワーなのか!
また上のディルも爽やかな風味を出してくれた。それ以上に目を離せないのが、付け合わせの黒パンである。手前の小さなお皿がバターである。またこれが美味しい…….。日本ではあまり黒パンはポピュラーではないのだが、滞在中に何度か見かけることがあった。味が濃く、甘味が強い。黒砂糖っぽい感じのミネラルと甘味を感じる。また食事用のパンだけあって、密度がみっちり、食べ応えもある。食べれば食べるほど味も出てくるし、普通のパンであれば軽いのでするりと喉の奥へ吸い込まれていくのだがそれが苦ではない。

非常に良いお店だった。
また訪問時には存在しなかったのだが、Google map経由でwoltが使えるようになっていたため、カトラリーさえあればホテルに持って帰ってもいいかも!

いよいよ次はサンタクロースエクスプレスによる移動編を紹介します!良い経験だったなぁ。

それでは @kazuka2u でした。


いいなと思ったら応援しよう!