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時《詩》

別々の風と
暦だけ過ぎてく

想いは置き去り
現実は心の動き

涙堪えた
ふたつ流れる時

壁で隠し
気づきもせず
想い見つめて
何も出来ず

ただ
流れるまま
重ねた想い

時計の音は無情
逢いたく針の音

歪みながらも
心に問いかけ
ひとつに刻む

今、穏やかに戻る
時の流れと想いが

―穏やかにふたつ流れる想い―


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