胸のぬくもり
渦巻く人生の歩みの中から
救いだしてくれたね
瞳を綴じても海をしっかり見ても
シルエットは頭の中で見え隠れして
高鳴る想いにリボンをかけていた
話すことも出来ないピエロの俺
白く濃い霧に巻かれながら伸ばした手
時間は人知れず流れ問いかけてくる
答えなどは無いし必要ではない
確かなことは心の中で震えていたこと
穏やかだけ探し見えないふりの手と手
もう何も言わなくても背負わなくても
胸の鼓動だけ静かに鳴り緊張はとけた
もう 二度と….. そして
海風は包むように優しく流れていく
…..
2024 Writing.Kazukichi Seto