狐面の女(低級霊)に憑かれていた話|散文
※霊障関係の実話です。苦手な方はお控え下さい。
つい最近、私は心当たりがある人物の生霊に取り憑かれていた。
前後の記憶は曖昧。
気付いたら、手当を受け家の布団に寝かされていた。
幸い、身内が胸騒ぎを覚え来てくれた。
私の母家系は、祖母、おばが霊感がめちゃくちゃ強い。
特におばは、あまり公に出来ない事だがある事が出来る。
そして、何故か私も無自覚ながら霊感があると言われる。
霊感が強い人には必ず言われる。
いい物も悪いものも引き寄せてしまう、と。
動物霊には、特に憑かれやすい体質みたいだ。
話を戻す。今私の悩みと苦しんでいる事をおばは、聞かずに当てた。
SNS上だけの中途半端な気持ちを、愛だ恋だと勘違いしている人物、初めおばは「狐」と言った。
「狐面を被った人間らしいけど、中身は低級霊に近い」
その人物が私に嫉妬、妬みを強い念で送っている、と。
私の事をものすごい形相で睨みつけ、自分を見てくれない事の怒りの矛先を私に向けている、と。
おばは、すぐ様生霊返しをした。
このままでは、私が自分自身を傷つける行為をしてしまうから、と。
そして、そんな低級な者の事で気に病む必要も無い、彼は私だけしか見てない、とキッパリ言い切った。
おばには、相手の本名も全て分かったが私には敢えて伏せた。
私が霊感のある人間だから、危険を避ける為。
そんな人物を気にする時間が勿体ない、そう言ってくれた。
ただ彼の愛を信じなさい、と。
貴方達を引き裂ける者は誰も居ない、そう強く言って私の背中に手を当ててくれた。
まだ少しザワザワする時もあるけれど、私が信じていれば彼も私を信じてる。
必要なのは、お互いの想い、愛だけ。
だから私は揺れない。
そんな不思議な体験と、その時無意識に切りつけた手首の傷は、二日程で綺麗に消えた。
これも私が経験した事。
人を妬んだり、嫉妬したり、既に相手がいる事を知っているのに、いつまでも断ち切れない想いを抱いていると、そんな風に人を傷付ける事になるんだな、と改めて気付けた。
私は同じ土俵に立ちたくない。
自分を下げる必要はないから。
そう思わせてくれたおばと、彼の相手にするなの言葉には感謝しかない。
私達が結び付いていれば何も問題ない。