ラストティーン
さよなら18歳の私。おはよう19歳の私。
早いものでもうラストティーンを迎えた私。
そもそもお前の年齢を知らんわ!って感じですよね…笑
振り返るとこの一年、泣いて泣いて今までよりも希死念慮に悩まされてきたと思う。
18歳になってすぐ母の肺に癌が見つかったこと、受験に失敗したこと、県内の大学を選ぶか東京の大学を選ぶかの瀬戸際で県内の大学を選んだこと。
一気に多くの決断を迫られて、逃げたくて逃げたくてずっと逃げ出したかった。
夢を諦めることがこんなにも辛いだなんて想像も出来なかった。
嫌味ったらしく「大学でやりたいことをやれてる友達が羨ましい」そう言う私に、母は「病気になっちゃってごめんね」と泣きながら謝る。
違うの、そんなことを言わせたかったわけじゃないの。
誰かにこの気持ちを言わないと壊れちゃいそうだから。
病気の当事者じゃないのに弱音を吐く自分が嫌いになった。母を傷つける自分にイライラした。
一緒の写真をもっと撮っておけば良かった。
なんならピン写でも良いから。
なんでこんなにも親不孝者なのだろう。
不甲斐ない自分に涙が出る。
「何かあった時はこの写真使って。」
抗がん剤の影響で髪が無くなるであろうことを予想して撮った写真に映る母の姿は綺麗だった。
「そんなこと言わないでよ。」
私はなんて言えば良かったのだろうか。
夜が怖い。隣で眠る母の息の根がいつか止まってしまうのだと考えるだけで死にたくなる。
私が先に逝きたいと考えてしまう。
正直、自分の死は怖くない。
不孝者だと言われても良い。
マザコンだと言われても良い。
大切な人に残されるくらいなら先に死んでやる。
生きていればやり直せる。だから死ぬのだけはダメだ。
なんて綺麗事だ。
本気で苦しんだから死にたくなるんだ。
辛いことに立ち向かってそれが叶わずに辛いから死にたくなるんだ。
立ち向かう人はすごい。生きている人も亡くなってしまった人も、どれも勇気を出した結果が今の現状になっているんだろう?
私が今この世に存在しているのはまだまだ本質的に苦しんでいないからだ。
でもいつでも終わりにできる準備は済んでいる。
もう少し頑張ってみよう。
ラストティーン。
もう少し歯を食いしばって、MOROHAでも聞いて、人生頑張ってみようじゃないの。
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