瀬戸芸ー大島ー備忘録

2025瀬戸内国際芸術祭に向けて過去の備忘録です。
今と状況が変わっている事があると思うのでご注意ください。

アクセス

高松港から定期船で約30分

大島について

大島は瀬戸内国際芸術祭の事を書くなら絶対に欠かすことの出来ない島です

ですが今回は芸術作品紹介はありません。写真もありません
もしかしたら私の文章によって気分を害される方が居らっしゃるかもしれません。

初めは写真も無いし、私の拙い文章であらぬ誤解を産んでもダメだと思い、大島の記事は書くつもりはありませんでした。
それでもやっぱり、大島を訪れて島内を見て欲しいと思いこの記事を書きます。






香川県の大島はハンセン病国立療養所大島青松園があり、今も高齢の入所者の方々が生活をしています。
大島青松園入所者の方への健康配慮のため、乗船時は手指消毒、船内でのマスク着用、船内での会話自粛をお願いします。

島内でも入所者の方に配慮した行動をお願いします。


その昔不治の病とされたハンセン病。国の政策によって隔離生活を強いられ、誤った知識、差別や偏見に苦しんだ事実があり、現在も続いています。

正直言うと、私は瀬戸内国際芸術祭がなければ、この島に訪れる機会はなかったと思うし、ハンセン病という病を知ることはなかったと思います。名前くらいは知っているかな程度だったでしょう。

島に訪れたらまず、資料館機能を備えた社会交流会館に行ってみてください。
ハンセン病の基礎的な知識を学べます。
知識を頭に入れた上で作品を見ればより深くその作品を知ることができると思います。

そして島内には、あるものが展示されています。
「解剖台」です
瀬戸内国際芸術祭が始まる直前に、過去埋められていた物が約30年振りに発見され展示されています。

瀬戸内国際芸術祭の大島会場ではそういった過去をテーマに過去入所者の方々が生活した住宅等を作品としています。

作品を見るのも勿論ですが、島内の雰囲気も気をつけて見てください。

島に上陸すると直ぐに島内に流れる音楽に気がつくと思います。それから道路の真ん中の白線、道路脇のフェンス。これらは入所者の目が不自由な方のために設置されています。

また、宗教地区にある様々な宗教施設の存在が、かつて各地からこの場所に集まってきた事実を教えてくれます。

大島は個人的に衝撃が大きくて、島内を撮影する事ができませんでした。その代わりしっかりと目に焼き付ける事が出来たと思います。

アートだけでなく、日本の過去を教えてくれる大島。瀬戸内国際芸術祭ご参加をご検討の方は、絶対に大島は訪れてみてください。

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