だまされた
あなたは好きと言ってない
素敵なひとときをたくさんくれた
恋心は時間の長さに比例しないって
きっとそういう意味だったのね
だまされた私がわるい
「ふたり」という言葉がおこがましいほど
わたしたちは儚いふたりだったみたい
あなたの前で
わたしは幸せそうだったかしら
馬鹿馬鹿しいなんて思わないわ
精一杯強がるしかないから
こんな気持ちを景色にたとえるひと
あなたたちはきっと強いひと
雨水なんかがわたしのことを
助けてくれやしないでしょう?
ちょっとしたオシャレだって
あなたに褒めてもらうため
でも、「あなたと一緒に死にたいため?」
そう聞かれたら違うのかもしれない
意外とわたしも冷たいのかもしれない