【私の仕事】 忘備録(44)中国人エステシャンと『濃厚接触』
◆この記事の内容:
コロナが日本で問題になり始めた2月、コロナをあまく考えていた頃を書いています。
【私の仕事】 忘備録(43)本契約書締結の前段階 メモランダム(覚書)のつづきを書く予定でしたが、状況が大きく変化したのでこの次に書きます。
ママさんからのオッファー
エステ店の広告動画制作の仕事関係の取引先は、すべて日本橋と難波のお店です。コロナウイルスが流行しているため、2月の初旬から営業は避けて、昨日までまったく外出せずメール、LINE、Wechatでやり取りをしていた。
20日以上家で仕事をしていると、さすがにストレスが蓄積される。毎日、日本橋か難波へ自転車で行くことができないので運動不足で身体の調子も精神的にも悪い。
ママさんからは、「今、お客さん来ないし、暇だからマッサージしてあげる。」と毎日、オッファーのLINEが入ってくる。
いつもだったら、タダでやってくれるので喜んで行くが、難波、日本橋に行くなんてコロナウイルスにかかりに行くようなもの。まして、相手は皆、中国人のママさん、従業員のセラピストさんたちも中国人。
差別する気はまったくないが、今はやっぱり避けたほうがいいかなぁと思って一切外出せず。元々、自分の部屋でネットを使って仕事するので、ずっと前から「テレワーク」だ。
自分の部屋で24時間営業
季節関係なくエアコンがある自分の部屋中で仕事なのでストレスなく快適だ。その代わりネットでの仕事なので基本的に24時間営業。パソコンの前に座っている時間は長い。
突然、無性に外出したくなる。狭いところに閉じ込めて「脱出願望」のような精神状態になる。特に、夜中2時頃にそうなったときは最悪だ。
心臓がバクバクしてくる。パソコンからの目の疲れと、運動不足が原因ではないかと根拠はないが、そう思っている。
そんなときは夜中に歩いて20秒くらいのファミマに行って、100円コーヒーを座って店中で飲む。これで気分転換になる。
ネット販売でものが売れたとき、このファミマからよく発送する。店員さんに名前を覚えられてしまって、たまに世間話をするようになってしまった。
20日ほど外出しないで、ずっと自分の部屋で引きこもりで仕事していると、精神的に限界だ。夢にまで、日本橋、難波のエステ店のママさんたちが出てきた。
難波の道頓堀の「ひっかけ橋」も頭に浮かんでくる。「金龍ラーメン」が食べたくなってきた。あそこは24時間営業だ。夜中3時だけど、今から自転車で40分かけて行くか。。。ちょうど運動にもなる。
さすがに人も少ないだろう。チャンスかもしれない。でもどうしよう、あの脂っこいラーメンを夜中に食べるのは、おっさんの身体にはよろしくない。。
やっぱり、健康的に朝8時に出発しよう。食べたら、すぐ家に帰ってきたらいい。
目が覚めたら起きたら11時になっていた。しまった寝てしまった。お腹空いて死にそうだ。今から自転車で行ったら、ちょうど昼ごはんになる。ちょうどいいか、と理由つけて家を出た。
やっぱり、自転車は気持ちいい。身体を動かす。風を感じる、
金龍ラーメン
鶴橋、上本町の坂を越えたら、難波は見えてくる。
この雰囲気、なんか落ち着く。金龍ラーメンの看板が見える。
やっぱり、人少ないなあ。観光客がいつもとは違う。若者がいない。平日午後の金曜日としても、いつもこんな感じではない。
金龍に入って、600円の券買う。
マスクをしている中国人女性の店員さんが、お客さんに「そのマスクどこで買った?」と聞いているのが、おもしろかった。
向かいのマツキヨでも、スギ薬局でもたぶん、マスクは売り切れだろう。
ラーメンを食べているお客さんは少なく、日本人はいなかった。中国語と韓国語をしゃべっているのが聞こえるので、その国の観光客だろう。
この人たちのうち、一人でも保菌者がいたら、僕は「濃厚接触者」になってしまうのではないか。。コロナウイルスは空気感染すると言われているから。
とにかくはやく食べて帰ることにしよう。
とくに金龍をおススメしているわけではない。もっと美味しい店が近くにたくさんある。何時に行ってもやっているので便利なだけ。
濃厚接触
それでも久しぶりに食べる金龍は美味しかった。店の外に出て、自転車に乗ろうとしたとき、中国整体のママさんとばったり出会ってしまった。
「あなた、何してる?広告できた?前、言ったでしょ。」
何だったかな。。。。あっ、あれか。
そういえば、店の新メニュー作って欲しいとLINEで送ってきてたなぁ、20日前だ。すっかり忘れていた。
しかし、そうとも言えず。「あっ、あれね。ちょっとママさんに確認したいことある。」と僕は適当なことを言ったが、
ママさんは、「今から、ドンキ。1時間したら、店にきてちょーだい。」と言い残して行ってしまった。ミナミでドンキと言ったら、ドン・キホーテ道頓堀店のこと。
嫌だな、後でママさんの店に行くのか。。。このまま帰るつもりだったのに。。
店で打ち合わせとなると、完璧に「濃厚接触」だなあ。不特定の客商売だから、ママさん、もしかして、コロナの可能性高いだろうなあ。。
道頓堀で1時間つぶしてママさんの店に向かった。そして、そこで僕は「超濃厚接触」者になってしまうのだ。
エステ店の新型コロナウイルスの影響について
上記内容は「忘備録」として今年の2月の実話を書いています。正直なところ、この2月頃は、数か月もすれば新型コロナウイルスなんて終わるだろうと安易に考えていました。
僕が取引をする日本橋、難波のエステ店は5月の大阪府の「休業要請」で大打撃を受けていました。
5月頃には、取引先の中国エステ店が数軒、営業をやめました。それらの店は12月頃の武漢での新型コロナ蔓延で、エステをする女性が既に確保できず、経営が成り立っていませんでした。
そこへ、日本でもコロナが流行り出したため、中国エステ関係の店がつぶれていくは避けれなかったのだと思います。
それでも、こんな状況は5月がピークかなぁ。。と、まだ安易に考えていました。反省しています。
次の記事、【私の仕事】 忘備録(45)中国人エステシャンと『超濃厚接触』へつづく。
*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。
◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。
よい子の皆さまは読まないでくださいね。