コミュニケーションとHSP ―1冊の本を読んで深掘りしてみた-
こんばんは!カズピロコウです。
数ある投稿の中で、最近、特に力を入れているのは○○とHSPです。
HSP中程度の私が日常生活の中で、感じること、思うことを書く。
根拠となる実体験、裏付けのデータはHSP気質として活躍されている方の投稿を元に、書いています。
今回、取り上げるテーマは
コミュニケーションとHSP
についてです。
HSPには物事を深く考える、共感力があるという特徴がある。
HSPでも読書が好きな人もいれば、人と話すことが好きな社交的なHSEさんもいるでしょう。
私は、読書と人とのコミュニケーションの両方が好き。
その中で、
「(話し相手は)こういうことを言っているのではないか?」、
「この人 (筆者) の言いたいことは、つまり・・・。」
というメッセージを受け取る、感じ取る。
一方で、読解力でいうと、
私を含め今を生きる人たちは、文字のまま、書かれていることをそのまま理解することが多いのではないか?という疑問が抱いた。
たとえが理解されなかったり、「いい意味で」という言葉をつけて誤解をごまかしたり…。
余談
日本語ということばの特徴
自分の言いたいことを遠回しに伝えたり、我慢したりすることが多くある。言いたいことを直接言う英語との違いが、ここにある。
相手の意図を推測する日本人 と 言いたいことを言う外国人という特徴が見られる。
最近では、日本でも自分の意見を言うことが大切だと言われている。
苦手な教科 国語
国語の中でも文法問題、ちょっとした言葉遊び、漢字を覚えることは大好き。一方で、文章読解は全くできず、ことわざ、四字熟語、故事成語などを覚えることもできなかった。
日本人にもかかわらず、どうしてできないのだろう?と悩む時期もあった。
日本人にとっても日本は難しい
では、本題
やっぱり読書は大事。だか、読むだけでは意味がない。
国語の成績を上げるためには、「本をたくさん読む」ことを勧められる。
読書好きな人からすると、毎日が楽しい。
私は読書、たくさんの行がある文章を読むのに時間がかかる。
文章を読んでいると、次はどっちだった?と感じる。
さらに、多くの文を読むとなると、集中力も使う。
HSPの深い処理から一つ一つの文を丁寧に理解しようとすると考えられる。
「大人に必要な読解力が正しく身につく本」
次のような場面のとき、あなたならどうしますか?
例1 職場にて「これを早めにやっておいて」と仕事を頼まれたとき
例2 SNSやYouTubeでのコメントの付き合い方
例3
仕事で配られた資料、その中に書かれていることをまとめる。
分かりやすく伝えるために、要約し理解するには?
社会人になると、経験するこの問題を東大出身の国語講師が、
この本で分かりやすく教えてくれます。
その中でも学びになったところを4つ紹介する。
1. 複雑な文をシンプルにとらえる
・主語と述語の見極める p.50
日本語はとにかく1つの文が長い。
「言いたいこと」は何なのか、分からないことがある。
本書の例文① 「彼は、今なおラジオというメディアが持つ可能性に気づいた。」
例文①の主語:彼は 述語:(可能性に)気づいた
分かりづらくしているのは、「メディアが・持つ」というもう一つの主語・述語のようなものが存在。
まず述語を押さえて、5W1Hで自問自答することで文が理解しやすくなる。
気づいたのは、誰? (who) 何に? (what) というように。
2. 余分な部分をカット
本書の例文②
「たとえ給料が上がるとしても、年老いた親を東京に残していくのは心配なので、私は三重などの地方に転勤するのは避けたい。」
つまり、聞き手である人は「私」は何がしたいのかでしょうか?
対比・譲歩、理由・目的、具体例に分解していくと、
対比・譲歩 → たとえ給料が上がるとしても
理由・目的 → 年老いた親を東京に残していくのは心配
具体例 → 三重などの
「私」は「地方への転勤は避けたい」ということだ。
3. 因果関係や対比を図解する
まさか!? 私とやっている方法が、東大出身の講師と同じとは驚きだ。
接続詞にオリジナルマーカーをつけて、大まかに前後関係を理解する。
そこから、内容の前後関係や筆者の伝えたいことを深く理解していく、まとめる。
4. あおり部分を排除して、冷静に読む
今を生きる人にとって、切って切り離されないSNSやうわさのような他人の声。
最近のニュースで、侮辱罪が厳罰化、ハラスメントが法律化された。
繊細である私は、ますます人とのコミュニケーションが難しいとも感じる。
ことばによるあおりには、どのように対処していけばいいのでしょう?
贅言消去 (本来、言わなくてもいいことには無視すること)
話の本題の部分だけを取り出し、有益な議論が深めていく。
内容だけを受け取る、「貴重なご意見をありがとうございました。」の精神で、反省点・改善点だけを情報として受け止めるということだ。
最後に
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
この本を読んで、大人になってから身に付けておくといい読解力を知ることができた。読解の森に引き込まれそうになった。
加えて、現代人に求めるコミュニケーションのレベルの高さにとても驚いた。
便利なものが増えて、量的価値から質的価値に重きを置いている。
コミュニケーション・コストという言葉があるように、ただ話せばいいというわけではなく、聞き手も相手の言いたいことを察しながら聞くことが大切。
何とも高度過ぎて、練習をしないと身につかない。
いきなりレベルの高いものから始めるのではなく、
スモールステップ、目標を細分化し段階的に取り掛かる必要がある。
まず、会話をすること。次に、会話の中で相手の好き・嫌いを知る。そこから、相手に質問をする。
コミュニケーションは日々の会話練習で身につくと感じる。