デリカシーとプライバシー(時々思うこと No.32)
おはようございます!カズピロコウです。
11月になり、朝は肌寒くなってきて、夜が暗くなるのも早く、
いつもより遅めの秋がやってきたかな?と感じます。
#季節の訪れ #季節の変わり目
似ているようで、ちょっと違うことばシリーズ。
今回は
デリカシーとプライバシーについて、考えてみます。
どちらも個人に対する何かを指しているものですが、
その何かを英語の意味、日本語で使われている用法から
深掘りしていく。
デリカシー
日本語では、
(デリカシーが)「ある・ない」という使い方があります。
デリカシーは能力なのでしょうか?
デリケートから?
似た言葉で「デリケート」がある。
弱点、弱みのような表現で使われるのですが、
言葉の成り立ちから考えると、
デリケート(delicate)+シー=デリカシー?
英語の意味では壊れやすかったり、傷つきやすい
人であれば病気になりやすいという意味になる。
日本語では、
心についての繊細な部分、傷つきやすいのことを意味している。
プライバシー
続いて、プライバシーについて考えてみる。
プライバシーといえば、
「守られている(守られていない)」という表現で使われている。
他にも、個人情報と似た意味で使われることも多く見られる。
個人情報とプライバシーの違いについては
こちらをご覧ください。
プライベートから?
英語の意味で、形容詞であるデリケート(delicate)に
名詞化するシー(-cy)がくっついてデリカシー(delicacy)。
ということは、プライベート(private)に、
シー(-cy)がくっついて、プライバシー(privacy)??
#形態論的推測 #言語学
誰もいない、1人またはひと集団しかいない状態。
他人から見ること、聞くこともできない状態。
他にも、秘密 ㊙(マル秘)という意味でもプライベートがある。
よく芸能人が言っている「プライベートビーチ」、
お金持ちの象徴である「プライベートジェット」がこの意味に近い。
では、日本語でのプライベート、プライバシーはどういう意味だろう。
日本語では、個人に注目して生活、出来事
さらには、他人から侵害を受けない権利という大きなものまでを
意味している。
さいごに
本日も読んでいただいてありがとうございます。
今回は似ているようで、ちょっと違うことばシリーズで
「デリカシー」と「プライバシー」
「デリケート」と「プライベート」について考えました。
言語学の世界から見ると、どちらも
delicate private -ateという発音が同じであり、
形容詞から-cyという名詞化する接尾辞がくっついていることが分かります。
こういったことばの特徴から違うことも分かりますが、
さらに深く、
意味について見ると、
英語と日本語では違っていることに驚きました!!
デリケートの意味を読んでいると、
HSPはデリケートな人なのかもしれません。
こういった人の感情で似た意味に、ナイーブもあります。
ナイーブとデリケートはどちらかが壊れやすいのでしょうか?
#新たな疑問 #知的好奇心 #ナイーブとデリケート #違いのちがい
ほかにも、身近で使っている言葉について
私なりの解釈で書かせていただいたもの、辞書を参考に書いたもの
をまとめた記事がこちら↓
気になった方はご一読していただくと、幸いです。
みなさんはこの3連休はいかがお過ごしですか?
私はとある図書館にて、この記事を書いています。
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