ふたりパパに聞いた「かぞくのかたち」~絵本「かぞくです」企画対談③~
多様な家族がいることを伝えたい!
その想いをキッカケに仲間と共に絵本「かぞくです」を制作しています。
今月から「いろいろな家族を紹介していこう!」をテーマにトークライブを定期的に開催し始めました。
第三回目は、前回に引き続きふたりパパの「カズさん」との対談です!
今回は、二人の里子を迎えた経緯を聞いてみました。
※前回はこちら。主にジョンさんとの結婚に至る経緯をお聞きしました。
質問①ジョンさんは当初子どもを持とうと考えていなかった?
僕には「子どもを持ちたい」という夢がありました。
でも、ジョンは二人だけで十分幸せだからと言っていたんですよね。
彼はどうしたら子どもを持てるのか知らなかったので、僕はまず、子どもを持つ方法について情報を集め始めました。
選択肢として、代理母出産・養子・里子があり、それそれの説明会に行き、彼にできる限りの情報を伝えました。
その後は、僕から子どもについて話題に出さないようにし、約1年間は一緒に旅行に行ったり、二人の時間を大切にしていました。
そしたら彼の方から「そろそろ子どもを迎える準備を始めようか」と言ってくれたんです!
子どもは命のことなので、僕一人で決められることではないと考え、最終的な決断は彼に委ねていました。
質問②里子を迎えることはどう決断しましたか?
最初は、どちらかの遺伝子が引き継がれる「代理母出産」について興味がありました。
代理母出産のエージェントさんに前金を払い、申し込みをしていたのですが、いよいよ大きなお金を払うぞとなったときに、お互い何かがひっかかったんですよね。
直感的なものだったと思います。
ジョンと話し合った結果、代理母出産はやめて、僕たちが一番しっくりくる里子という選択にしました。
里子というのは、おうちで養育できない事情がある子どもを僕たちみたいな里親が一定期間お預かりして、代わりに養育をすることです。
(二人とも、「なんか、(代理母出産は)違うよね」と同時に意見が合うなんて波長があってる感じです!)
質問③里子の子育てについて、ジョンさんと日々の子育てをどう乗り越えていますか?
うちの子たちは生後11日と生後14日のときに迎えました。
上の子が我が家に来たときは1900gしかなかったんですよね。
とにかくご飯をきちんとあげて健康に育てることを目標にしています。
正直、子どもたちがこの先、実親の元に戻るのかはあまり意識していないです。
“里子”ではなく、“我が子”という気持ちでお世話しています。
それが今僕たちにできることだから。
今は本当に毎日ハッピーです。もちろん大変なこともあるけど、すべて「経験させてもらっているなぁ」と感謝しながら日々過ごしています。
質問④お子さんが成長していく中で一番嬉しかったエピソードはありますか?
上の子が1歳になったときに、家族四人でカリフォルニアのディズニーランドに行きました!
二人ともコロナが流行してから生まれた子で、外との接触を避ける生活を続けていたので、何ヶ月も前から楽しみにしていました。
ジョンも子どもたちも喜んでくれて、節目のお祝いをこの家族4人で過ごせて本当によかったです。
やっぱり、子どもの笑顔を見られるのは親として一番嬉しいですね。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
絵本「かぞくです」は実際に暮らしている家族をモデルに描いています。
6月下旬からは、絵本「かぞくです」の出版に向けてクラウドファンディングをする予定です。
情報は下記のSNSでも更新していきますので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
次回は絵本のイラストを描いてくれたAKITOさんをお招きします!
お楽しみに。