ジン=フリークスの「理想を形にする」仕事
みなさんご存知、『HUNTER×HUNTER』主人公の父・ジン=フリークスの功績として紹介された事例です。
遺跡を遺跡のまま残すだけでは興味を持つ人が少ないし、関係者しか立ち入ることができない可能性もある。更には維持費が発生し、興味のない人からすると邪魔なものと捉える人もでてくるでしょう。
観光地化することで維持費も確保できるし、地元の人にとっても観光客が訪れ商業が活性化される。遺跡に興味が無くても、その存在に感謝し興味を持つようになるのではないでしょうか。
前例の無い仕事だからこそ、その仕事がその後の事例のルールにもなる。まさにこれからの時代のお手本のような仕事だと思います。
まずは現状の整理:資本主義の到達点
なぜ働いても豊かにならないのか?
わたしたちの仕事がいつまでも忙しいのには理由があります。
どんなに特別な仕事もすぐに特別でなくなり、競争の結果無理をせざるを得なくなるからです。
既にある仕事=激しい競争になる理由
答えのある仕事は瞬時に最適化されてしまうので、すぐに価値が低くなってしまう。だから、企業はできる限り従業員から搾取しなければならない。だから、僕たちは働けば働くほどツラくなってくる。ツライ・・・。
「いい問い」「いい仮説」が価値になる時代
VUCAな時代?
最近よく耳にするようになった「VUCA」。僕はこれからの重要なキーワードだと考えています。最初にまとめたように、答えのある仕事は競争が激しくなりいずれ限界が訪れる。そんな中、人々の価値感は多様化し、「個の時代」「ダイバーシティ」と言われるほど個性や価値観が重要視されている。
そんな中、求められるのは「答えの無い中で答えを探し続ける仕事のあり方」ではないかと考えています。そんな仕事の状況を表しているのが、「VUCA」ということです。
「正解」の存在しない仕事
正解のない仕事において重要なのは正解を探し続けることです。社会が複雑化、変化し続けるということは、例え正解を見つけたとしても、その正解も一時的なものでしかありません。これからは、常に変化し続けることが重要になります。
世界で一番ヒットを打った人物であるイチローさんも、常にバッティングフォームを変化させ続けていたのを思い出します。
ジン=フリークスのように仕事を作る
では、VUCAな時代で何を意識すればいいのか?
これからは、「いい問い」「いい仮説」が重要になり、ジン=フリークスのようにその仕事自体が後世のルールとなるような世の中にない仕事を模索するべきであるというのが今回の意見です。