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未来の学校は『集合場所+ラボ』になる

学校の在り方について考える機会がありました。

それから少しして、脳が情報を整理、開発してくれたので、ちょっとメモしていこうと思います。

これまで学校は、叩き込む教育でした。

情報を詰め込み、それを処理して、記憶する。

そうすることで、点数が取れ「賢い」とされてきました。

ちょっと嫌な言い方をしましたが、これまでの時代ではそれが最適だったんです。最適解です。

「情報を処理する」能力を高めることができれば、その人はその後の人生でお金を稼ぎ、キャリアを積み、様々な人と出会い、順風満帆な人生を送ることができました。

学校は「その人の人生を上手く行かせる」ためにあるので、これまでの時代はこれで良かったのです。

情報処理能力をあげる教育が、時代に合い、人生を守り、飯が食えたんです。


そこに、革命と破壊の汽笛を豪快に鳴らしながら、ある黒船がやってきました。

そうAIです。

その黒船は、

人間には不可能な吸収力で、学習します。
人間には不可能な観察力で、共通点を見つけます。
人間には不可能な記憶力があり、忘れることがありません。
人間には不可能な判断力で、仕分け作業を終わらせます。

この力が、情報処理能力です。
AIはその頂点に座り込んでいます。

そのため、これまでの学校が育ててきた「AIもどき人間」は、完全に代替される未来が来るでしょう。

今までの教育では、AIに負けてしまいます。



また、現代は、インターネットと同化しつつあります。

現実で出来ることが、どんどんインターネットで出来るようになります。

情報を伝えたり、交換したりするだけなら、インターネットの速度には勝てません。

情報だけの手紙やハガキが減るように、アナログがデジタルに代替されていきます。

情報を詰め込むだけの学校もその一つ。

通信制大学や、リスキリングのための講座は、動画で見れるようになり、問題も送信されます。

また、スマホの普及と、講座の価格が下がったことにより、時間、場所、立場、収入が関係なくなります。

情報詰め込み学校は、デジタルに置き換えれます。



では、これからの学校はどうなっていくのでしょうか?

私は、授業は家で完結するようになり、授業の感想、解釈、質問を、学校で共有するようになると思います。

というのも、話し合うことが、リアルだと情報量が多いのです。

コミュニケーションには、相手の表情や間の置き方、音程やイントネーション、仕草で意味が変わります。

また、話し合っているうちに、相手の人間性や自分にとって味方なのかといった人間関係も築かれていきます。

zoomでは回線のラグや、カメラの画質。何よりも、画面が小さすぎるので、情報は伝われど、感情が伝わりません。


また、学校という集合場所を作っておくことで、同じ分野に興味を持つ人との出会いが生まれます。

その出会いから、話が深まり、二つの視点で新しいものが見えてきます。共通点があるので、意気投合するのも早いでしょう。

そこから新しいアイデア、ビジネス、価値が生まれていきます。

つまり、同じ畑の人間のメッカになるんです。



また、実体験も、リアルでしか得れないことです。

知識は行動することで、経験になります。

経験になって初めて、私専用のツールになるのです。知識では誰かが自分好みに調整したツールを借りているだけです。

この「知識」までを家で行い、「行動」を学校で出会った仲間や、学校がそろえた環境で行い、経験へと昇華していきます。



つまり、学校はこれから、知識を与えられる場所から、対話と行動と集合のための設備になるのではと思っています。

私は「設備」という部分が大切だと思っています。

興味が湧きまくっている子供や、社会的地位の低い人、アイデアはあるのにお金がない人が、この世にはたくさんいます。

なんともったいないことか。

その制限を取っ払うために、学校を作る。

学校という設備の揃った場所で、それを実現する。

学校は、情報を詰め込む場ではありません。
そんなことはどこでもいい。

実現するための設備。
設備と人が集まり、アイデアを実現する場所。

そんな学校が、未来にできたらいいなぁと考えています。




てなわけで、今回話したかったことは、

  1. 詰め込むだけの教育は、AIが最強である

  2. 情報のインプットは、インターネットで自宅学習でいい

  3. アウトプットが満足に出来る場所が学校であってほしい

の3つです。

これも、「今日話したかったこと2」の「情報」なので、アウトプットへ自由に使い古してください。

以上、風山文の脳内からお届けしました。
それではまた〜


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風山文(かぜやまふみ)
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